2019年3月8日
前回の入院の時のデイルーム女子会メンバーのIさんとAさんが
抗がん剤治療で再び入院しているので
今日の午後は静岡がんセンターに遊びに見舞いに行った。
3人でまた女子会ができるかと思ったけれど
デイルームに行ったらIさんはいたけどAさんの姿がない。
今日は体調がすぐれず動けないようなので部屋に会いに行った。
富士子の一回目の入院の時と同じ部屋の同じベッドで
胃の痛みと吐き気に耐えながらAさんはいた。
前回の入院の時はラジオ体操も一緒にしていたし、
先日の土曜だって共に患者会のイベントに出かけていたのに
そのうって変わった姿に驚いた。
抗がん剤の辛さは今まで彼女やそのほかの人たちから話はたくさん聞いていたが、
実際にその様子を見たのは初めて。
自分がまだ体験していない「がん」の恐ろしさを改めて体験した。
すぐ失礼しようとしたけど「話していた方が気がまぎれるから」
と言ってくれたこともありしばらく話をした。
それしか私にできることはなかった。
痛み止めの点滴がようやくきいてきたAさんが
ウトウトする余裕が出てきたのをみて病室を出た。
帰る前にIさんに挨拶しようとしたらデイルームにはいなかった。
メールを送ったら「仲良くなった患者仲間の部屋で女子会をやっているから寄って」
と言われて出向くとその部屋の主Hさんのほかに
前回の入院で時々話したWさんもいた。
彼女は退院する日に挨拶したかったけど会えなかったので再び会えて良かった。
Wさんが「ライン交換しようと」と言ってきたが、富士子はラインはやっていない。
2日前にスマホデビューしたばかりでこれからやろうと思っているけど
まだアプリすら入れていないことを伝えると皆に驚かれたが、
「教えてあげるからここで設定・登録していきなよ」となり
病室女子会は急遽、病室スマホ教室となった。
スマホ初心者の富士子に対して先生3人でいろいろ教えてくれた。
ラインアプリを入れようとしたが
dアカウントのパスワードのメモが自宅なのでわからず
そのほかの方法で試したがdポイントカードのセキュリティ番号(?)も
まだカードが届いていないためわからず結局できなかったけど
いろいろ勉強になった。
(こういう事になるとわかっていたら資料一式持ってきたのにさ~)
代わりにショートメールを教え合った。
今日初めてあったばかりのHさんとも交換した。
部位や病状は違っても「がん」で同じ場所に入院していると同士と思えてくるので
交流しようという気がある患者同士は仲良くなりやすいのは
がんセンターのいいところ、総合病院だったらこうはいかない。
そして看護師さんたちもそれを温かい目で見ていてくれる。
病室女子会&スマホ教室の間に何人か来たが
「オッこの部屋盛り上がってるね~」とか言うけど、お説教を垂れる人は誰もいない。
この静岡がんセンターのほのぼのした雰囲気が好きだ。
今日会った方たちはみな抗がん剤治療で入院している。
富士子は今のところその予定はないけどこの先ずっとそうかはわからない。
18日に病理診断の結果を聞きに来るが、それによって今後の治療方針が決まる。
だから、まだ先のことは確定できないし、
元気で遊びまわっている日が多いが調子がいま一つの日だってある。
でもそれを承知した上で以前勤めていたお惣菜屋から
忙しくて人手の足りない日に調子が良かったら手伝ってもらえないか
と言ってもらえて互いの様子で相談しながら再び働けることになった。
明日その復帰一日目だ。
身体が元気に動けて、仕事があることはつくづくありがたいと思う。
ぼちぼちと無理しないで頑張りたい。
