今日は5月12日の土曜日。
実は、今夜からクラブの月例会に出発します。帰宅後はおそらく月例会の記事も書かなければなりませんので、ここは奥尻釣行、先を急ぎましょう。
5月4日朝。起きてみると、風は強そうですが、天気は青空が見えています。どうやら、雨はしばらくの間もちそうです。ただ、強風の様子を見るということで、朝食を食べてから釣り場に出ることにしました。今日はどうやら、本命ポイントで釣りが出来そうですよ。
午前8時頃に、いよいよ本命ポイントへ!!
それぞれが釣り場に散らばって、竿を出し終えたのは午前8時半頃でしょうか。天気は良さげですが、何せ風が強い。これは奥尻のこの季節では普通のことのようで、Y会長さんのアドバイスで、三脚が倒れないように、ピトンで固定することにしました。
これで、三脚が倒されることはないはずです。ただ、風は強いので細心の注意を払って釣りを続けます。対岸に見えているのは北海道本土。ちょうど正面が江差のあたりでしょうか。
しばらくはアタリがない時間が続きます。少し離れているY会長さんから着信があって、
「魚っ気がないねえ。」なんていう話をされたので、少し不安がよぎります。そんなとき、左端に投げていた竿先が、コンコンコンと当たっています。さて? 何のアタリ?
竿を立てると、グルングルン、といった魚の感触。それで、何となく予感めいたものが。
竿先でためて、魚をホイッと抜き上げると・・・・・
もしかして?
これは???
やった~!! ホッケです!!
実寸、42㎝くらい。
全日本サーフに入会以来苦節29年、ようやく25魚種目のホッケが釣れました。恥ずかしながらこのときはさすがに、思わず雄たけびをあげましたね。
「釣ったど~!!」
横で竿を出されていたkisu356さんにお祝いの言葉をかけていただいて、さらにテンションはマクス。それくらいうれしかったです。
さあ、あまり長く感慨にふけっている場合ではありません。25魚種を達成したら次は、41魚種制覇という目標が設定されます。そしてホッケも41魚種のうちの1種類。これから先、もうわざわざホッケを狙って釣りに行かなくても良いように、折り返しの1魚種目を釣るために頑張らねば。さらに、ホッケ以外に、クロガシラカレイやその他の種類のカレイ、カジカやソイなど、北の地方でないと釣れる確率が低い種類も狙わなくてはなりません。
帰宅してから感慨にふけることにしましょう(笑)
さ、頑張るぞ!!
で、手返しをするために1本の竿を見ると、竿先が入ったまま動かない? というか、小刻みにお辞儀をしています。
「はて、なんじゃろ?」
竿を立てて巻き始めると、なんととてつもない重さに生体反応が感じられます。これはポンピングをしないと無理です。めっちゃ重い!! そして、浮き上がった魚を見てびっくり。これは玉網がなければ、とてもじゃないけれど抜き上げることができません。思わずkisu356さんに、タモをお願いしてすくっていただきました。それがこちら・・・・
何と! 折り返しの1魚種目のホッケと、2魚種目のカジカがダブルで釣れてしまいました!何とラッキーなことでしょう。新たな41魚種狙いに入ってからわずか5分の出来事でした。
ホッケが47㎝、カジカが46㎝(スーパーランク)でした。すごく悔やまれるのが、この2匹の手持ち写真を撮り忘れたこと。もしかすると、年賀状写真になったかもしれないのに、ねえ(笑)
さて、この後何か取りつかれたように、魚が釣れ始めて・・・・・
3魚種目、クロガシラガレイ。
この釣り場では珍しいらしい、アイナメ。4魚種目。
この釣り場でその他ガレイを釣るには、マガレイかアサバガレイが定番だそうですが、これはアサバガレイという種類だそうです。 5魚種目。
他にも、大阪を出発する前の心配は何だったんだ?というような釣果に恵まれ、さらに・・・・
これが皆さんの釣果。私の分はすべてリリースしましたので、これらは私以外の方の釣果ですよ。
ところが、勢いはこれで収まらなかったんですよ。その日、再度半夜釣りに行きましたが・・・
カジカ。
ホッケ。
カジカ。 Sランク。
などなど・・・・・。
こうして、5月4日、奥尻3日目は、大満足のいく釣果となったのでした。
PS
この日の半夜釣り。
別の場所で竿を出されていた隊長が、とてつもない魚を釣られました。
カジカ。それも実寸で60㎝を超える大物です! この魚は後日、関西サーフの海猿会長の手により日本記録の実寸認定がされたようです。隊長、おめでとうございます!!
半夜釣りの風景。対岸の向こうに、積丹半島が見えます。