私の経歴をざっと説明すると、


田舎育ちのイモ女。

顔も男性的で、肩幅も広い。

どこを1番整形したいと聞かれれば、

真っ先におっぱいと答える自信があるくらい

小さい真顔


普通に文系の短大を卒業したあと、就職。

そこも長く続かず、

22歳の時、

バイト先で夫と知り合った。


お付き合いした人数も少なければ

男性経験も夫だけ。

ただ、楽しく過ごした青春時代だったので

そこまで悔いはない。


で、3年ほどお付き合いした後

結婚。同年に長女出産した。


そこからどんどん家族を増やし

社会とは離れた生活を何年も過ごしていった。


その間、夫は社会に出てどんどんスキルを上げ、

今の野心家へ。

↑良い意味で。





私が知ってる彼女の経歴。


育ちがいいのでしょう。

お嬢様学校を卒業し、

国家資格を取得した。

よくわかりませんが、バツイチ子持ち。


お顔は良く手入れをしているのでしょう。

綺麗めな顔立ち。

細身な体型で、

初めましての日も、

私が家に押しかけた日も、

キレイな生足を出していた。





つまり、

彼女と私は

月とスッポン。





彼女は

ひどいアトピー体質の彼に

薬を処方できる。

必要があれば色んな

処置もできる。


彼女は

野心家の彼に

夢をみさせる事ができ、

そして実現させる事もできた。



夫は

念願の大型バイクの免許を取った。

そしてあたまも良くフットワークも

軽いのでしょう、

彼女もその後

免許を取りに行った。


実は私は、

免許を取って一緒にツーリング行こうと

夫に誘われた事がある。

バイクで話しながらツーリングをするのが

夢らしい。

だが、鈍臭い私はバイクが怖い。

原付でさえ運転した事がない。

だから、その誘いを断った。





昔、まだ仲良しの頃、

神社やお寺に行けば

お願いするとこはいつも同じ。

◯◯君のアトピーが治りますように。

ねずみ講の自然派食品にも手を出した。

どちらも効果はなかった。



子供も小さく、

お金がなかった頃、

私が散髪してあげた事もある。

ひどい出来だった。

多分会社に行くの嫌だったろうなー。

でも黙ってそれを飲み込んでくれた。


4人目を妊娠し、産みたいと決心した私に、

我慢は俺らでしよう、

子供達を頑張って育てよう、

と背中を押してくれた。

そして、自らお家カットバレバレの

ヘアースタイルで出社した。




そして

夫と彼女

2人は出会うべくして出会ったのだろうか。




何一つ

彼女より優るところはないし、


夫が不倫をした事実で、

この格差を嫌というほど

脳裏に刻み込まれ、


ただでさえ劣等感強めの私は、

彼女を思い出す度に、

強い虚無感に襲われる。


私に生きる価値があるのだろうかと。


また、妄想に取り憑かれる。

2人で私の事を笑い者にしている。

私を馬鹿にしている。


劣等感、虚無感

恐怖、焦り、不安


色んな感情が入り乱れ、

動けなくなる。

心拍数あがり、

上手く言葉が出てこない。




この格差を埋める事は

まずできないし、

私の傷は

治りかけては、また思い出しえぐられる。




夫を自由にする事が、

もしかして私をこの呪縛から

解放する事なのかもしれない。


怖くて出来ない現状ですが。