【希美日記】そして私は愛を歌っちまうんだろう | fufu official blog

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日野原希美と藤本ゲンのfufu( ふふ )のブログです。
『 夫婦 』 であったり
『 ふふっ 』 と笑う笑い声だったり
『 フーフー 』 と熱いものを冷ます行為だったり
母が子に与える無償の愛や、大自然が私たちに与える無償の愛のような
音楽を奏でています。

2/10(土)

ゲンさん帰省中で1人で過ごす期間。
昨日はなんやかやと出歩いていたけど
今日は夕方からのレッスン1枠のみ

思い立って3月のライブの準備で
レッスン前とレッスン後はピアノ弾き語りタイム。

一通り終えてご飯も食べて
やけに時の流れがゆったりしてるなぁ。。

歌おうと思っている曲を感じながら
「愛ってなんぞや?」
「愛するってなんぞや?」と
ふと広大なテーマに足を踏み入れてしまったので
時折聞こえる外の音以外は無音であり
ゲンさんも不在で時間もたっぷりある中で
なんとなくとりとめもなく思いを巡らせる。

今の私は思う。
愛とは存在だと。

ここに有る
ここに在る
ココニアル=愛

人も花も土も水も植物も鉱物も動物も
毒素も添加物もぜんぶ愛。
存在しているからにはすべてが愛。


ここから少し脱線するけど
すべてが、そして私たち自身が
本来は愛だから
「愛する」ことが当たり前で
愛に満ち満ちてるはずなんだけど
相対性の世の中でも「在る」ここには
「愛せない」も存在する。

愛さない、かもしれないし
愛したくない、かもしれないし
愛してない、かもしれないけど
環境や状況や法律や気分で
いろんなタイプの「愛せない」が生まれる。

本来は「愛」なのに
「愛せない」がでてきちゃったら
そりゃぁもうストレスになるし自我も出てくる。

でも、その「愛せない」があるからこそ
「愛する」を知ったりもする。

「愛したい」のに「愛せない」んだから
意地悪になったり落ち込んだり悩んだり
憎み合ったり喧嘩したり暴力振るったり
泣いたりなんだり。。

そんな中から
「分かり合えない」
「理解しあえない」
「信じられない」
「許せない」
が生まれたりして
外側はややこしさで満杯になる。

でも本来は「愛」だから
ややこしく見える外側が何であれ
根本は「愛せない」から来てるんだと思う。

先にも書いたけど
環境なのか状況なのか
法律なのか気分なのかは置いといて
私たちは本来は「愛したい」生き物なんだろうな。

愛したいように愛せる関係は
ただただ素晴らしいんだと思う。

家の父と母はケンカばっかりしてたし
2人で頑固大会して
父は口を開けばイヤミを言い、
母は口を開けば愚痴を言ってた。

結婚して50年以上を共に過ごす中で
コミュニケーションの不足や
大小生まれる様々な裏切りや
些細なことからのつっけんどんが
「愛せない」に姿を変えた。

でもその裏には常に
「愛したい」があった。
その「愛したい」は周りにいる誰にも見えなかったし
たぶん本人たちにさえ見えてなかった。

だけど母が病気でこの世を去る前、
母が言葉や意識を無くした時に
「愛せない」の魔法がとけて
そこに「愛してる」があったことがわかった。

人が出す「意識」ってすごいよ。
ものすごいイタズラを仕掛けてくる。
「愛したい」「愛してほしい」のイタズラ。

意識=自我
それがなくなった母に対して
父は自我を出す必要も自分を守る必要もなくなった。
だからそこに本来の「愛」が顔を出した。
結局、「愛」しかなかったんだ。

添い遂げられる愛に出会えるって
本当に奇跡だと思うし
本当に素晴らしいことだと思う。

そういう出会いや存在のあるなしにかかわらず
私たちは一生をかけていろんな存在から
「愛する」
を学ぶんだと思う。

「自分自身を愛する」
「自分自身を許す」
ということも。


ただただ呼吸をするだけで
ほとんどなにもできなくなった母は
愛そのものだった。
そんな母を見て、そんな母を感じて、
私自身が私自身のことを
「いるだけで愛しい存在だ」
なんて不思議と思える気がした。

それを「母に教えてもらった」と
私は思っていたけど、私が母を見て
「なんて愛しいんだ」
と思っていたその時、
誰より母が、
そこにいる私を無意識の中で
「愛しい」と思ってくれてたのかもしれないし
あるいはずっと過去に戻って
まだ幼い私をそんな風に思ってくれたある瞬間が
時空を超えて私の胸にやってきたのかもしれない。

いずれにしても母は偉大で
最後まで愛でした。
そして今はさらに純粋な「愛」になってるはず。


今の私にとっては
愛とは「存在」そのもの。

そして私はきっと
ものすごく愛が深いんだと思う。
愛せなかった存在や愛せない存在、
そして思うように愛していい存在を与えられて今、
自分の中にどうしようもなくうごめく
深〜い深〜い愛にアクセスしながら
私は歌を歌うんだろう。
愛を歌っちまうんだろう。


誰もが本来愛でできてる。

それぞれの愛があるがまま、
流れ受け止められますように。。


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