久しぶりにfufuの新CD、
「心音-kokorone-」 を聴いています。
聴きながらこのブログを書いています。
5月にふわっと発売を開始して
すでに手元に置いて下さり聴いて下さった方、
ずっと心にとめて下さっている方、
今このブログを読んでCDが出たことを知った方、
様々おられるかなぁと思います。
私はボイスセラピストとして
歌を歌ったり作ったりして、そのことを通して
聴く方の心にちょっとおじゃまさせて頂いたり
あるいはレッスンをさせて頂いて
その方の本来の 「声（心）」 におじゃまさせて頂いて
ちょっとずつ、自分自身を好きになってもらったり
そんなことをさせて頂いていますが
何となくの私の見解として、
「人は本来、己の声に己自身が癒されるのではないか」
と、思ったりしています。
自分の声が好きじゃない。
自分の事が好きじゃない。
そんな風に感じておられる方は、
もしかしたら少なくないかもしれません。
でも、「自分自身」 と思っているこの体、声、
「自分自身」 でありながらにして
すべて天からのプレゼント、かも、しれず。
それは、 「己」 と繋がり、「他」 と繋がる。
「己」 と 「他」 、 「己」 と 「目に見えない世界」 とを繋ぐ、
大切な大切なツールでもあります。
今、久しぶりにfufuのCDを聴きながら
正直、非常に癒されています。
（直球でごめんなさい
）癒されながら、いろんなことを思い出しています。
このCDのレコーディングをした時のこと、
スタッフさん達とのやり取り、
ジャケットのデザインや写真を担当してくれた
はやしかなちゃんとのやり取りのこと。。
レコーディングを終えて、
ゲンさんと歩いた道で見た真ん丸お月さんや
大戸屋さんでアホみたいに食べても足りなかった事、
そしてなぜか、去年1月にお役目を終えて光に還った母の事。
私たちのCDを聴いて
「泣けて泣けて仕方なくて」
とおっしゃって下さった方がいました。
なぜか今、私自身 「泣けて泣けて仕方がない」 です。
CD、作ってよかったな。
わがままを聴いてくれたゲンさんに心から感謝。
CDの5曲目にはゲンさんのピアノ曲が入っています。
「あなたへ」 というタイトルのこの曲は
タイトルだけ事前に決めて、レコーディング当日、
ゲンさんが一人ブースに入り即興で弾いたものです。
レコーディングは結構緊張するものであるので
「もしつっかかったりして集中が途切れたら
もう一日あるレコーディング日にもう一回挑戦する。」
と、そんな感じで演奏したものです。
見事な1発録りでした。
そして今、何度聴いてもこの曲にやられてしまう。
心に深くしみわたってくるような1曲になって
本当にびっくりしてます。
6曲目に入っている 「心で叫ぶ愛の歌」 という曲は
ライブの時はいつも、間奏部分をピアノと歌で
即興演奏をしている曲です。
色々と、時間の都合もあったりするので
「レコーディングの時は即興ではなく作っていこうか。」
と話して準備してみたのですが
結局、こちらも即興1発録りになりました。
レコーディングに付き合って下さった
ベテランスタッフさんのお一人は
この 「心で叫ぶ愛の歌」 をとても気に入って下さって
CD全体の曲順を考える時に
最初に私たちが出した案に対して
「僕は通常、こういったことに口出しはしないんです。」
と前置きをした上で、
「でも、僕の率直な意見としては、
『心で叫ぶ愛の歌』 を前半にもってくるのはもったいないです。」
と、貴重なご意見を下さいました。
最初、2曲目に予定していたのですが、
この貴重なご意見により6曲目に変更して
お陰様で曲順がよりしっくりくる、
全体的にさらに納得のいくCDになりました。
アニメーション映画 「算法少女」 の
主題歌として作った 『渡る鳥の歌』 はボーナストラックとして
CDの1番最後に入れさせて頂いた曲です。
アレンジをして下さった真柴史朗さんのお力をお借りして
無事にCDに収めさせて頂くことができました。
本当にたくさんの方の力を頂いて
出来上がった私たちの大切な子ども、
「心音-kokorone-」 です。
この子が愛しくて愛しくてたまらない夜です。
聴きながら母と繋がりそうになっていることが
嬉しくて嬉しくてたまらない夜です。
「人は本来、己の声に己自身が癒されるのではないか」
これはきっと、ほんとのことだと、私は思う。
