2016年度を振り返って | Fuego活動記録

Fuego活動記録

2014年結成、愛知県社会人サッカーリーグ3部に所属しているサッカーチーム「Fuego」の活動記録です.
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先日の名古屋社会人1部リーグ昇格トーナメント敗退をもって、今シーズンのすべての公式戦が終わりました。
 
振り返れば2016年はクラブとしてとても濃い一年になりました。2016年1月10日、港サッカー場で昇格トーナメントで前半1-1から後半立て続けに失点し、2-6での敗戦からのスタートでした。
 
リーグ戦無敗で優勝し、初めて挑んだ舞台での衝撃的な負け方にショックを隠せない選手がたくさんいました。
 
2016年度の意志表示を確認したとき、サッカーそのものを続けるか悩んでる選手すらいました。時間をおきたいという選手もいました。
 
ゴールキーパーも地元へ帰ってしまい、編成がどうなるかわからない中、不安だらけの年明けでした。
 
しかし、始動日に殆どの主力選手、控え選手問わず集まってくれました。本当に嬉しかったです。
加えて、今年度公式戦14試合で21ゴールの絶対的エースの加入、全試合フル出場してくれたGKをはじめとする多くの新戦力選手の加入がありました。どの選手もすぐにチームの力になってくれて、大幅にチーム力は上がりました。
 
とりわけ、これまで23歳以下の学生主体で編成していたチームに先ほど紹介した社会人の経験豊かな2人の加入はチームを攻守両面から安定させてくれました。オリンピック代表チームにオーバーエイジが加わったようになりました。
 
迎えたリーグ前半戦は7連勝。この間は毎週のように試合を組み、とにかく連携面と守備に力を入れました。
 
7月に名古屋サッカー協会から推薦を頂いて出場した初めてのクラブチーム選手権大会では県リーグ所属チームに高い集中力と決定力を発揮し、見事に勝利することができました。交代枠も5人フルに活用し、チーム全体の力の底上げもこの前半戦ではできたと思います。今年度は就職活動の4年生の代が多く、日ごとにスタメンが変わる前半戦の中でこの成績は100点に近いものでした。
 
9月からの後半戦では、同じ年度にリーグに加盟し、ずっと一緒に昇格して優勝を毎年争っているCOMPANEROさんとの天王山。エースを怪我で欠く中、各自がやれることをしっかり行い、0-0でしのぎ、春先からの得失点差でリーグ優勝を再び果たすことができました。
 
今年度は鶴舞グラウンドが人工芝の改修工事に入るため、例年より早くリーグ戦が終わりました。そのため、10月、11月には他の地区リーグの強豪チームにお願いし、格上とのTMを積極的に行って強化を図りました。
 
全社予選は残念ながら悔しい結果となりましたが、年末、年明けにもしっかりと準備をして挑んだ2回目の昇格トーナメント。
 
結果はご存知の通り0-1で敗戦。悔しいという言葉では言い表せないくらい辛い瞬間でした。
 
全て私自身の力不足が招いた結果です。今年度、Fuegoは雨の中で試合を行っておりません。先日のブログにも書きましたが水が浮いてボールが止まるピッチで苦戦している選手、自分たちが1年間やってきたことを何一つ出すことができず、敗れる現実。皆、とてもショックだったと思います。準備不足だったと痛感しております。
 
年が明けて、雨が降ったのはキックオフが14:30だった1/8の午後だけです。この日はFuegoに所属している20歳の主力選手のすべてが成人式の日でもありました。
今日も快晴の中外を歩いていると「ああ、サッカーの神様がいるとしたら残酷だな」と思いました。
 
選手のコンディションも良くなかったと思います。直前の調整には十分に気を配ったつもりでしたがこれもまだまだ足りないということだったのかなと力不足を感じます。
 
選手起用も上手くできたとは言えません。納得できないことも多かった選手もいたと思います。
 
2年連続、港サッカー場の無言のロッカールームで話しをして解散するのは本当に、本当に辛いことでした。
私に1年間ついてきてくれた選手たちには本当に感謝してます。1年間、何度も無理を言いました。その中でも選手のみんなはしっかりついてきてくれ、チームを想った行動をその都度とってくれてこの1年でさらにFuegoフットボールクラブは素敵なチームになりました。
 
来年度は名古屋2部Aブロックでの戦いとなります。今までと違って上位2チームには1部への自動昇格が与えれれていますので、今までよりは条件的には良いことは間違いありません。
 
しかしながら、Jリーグから東海リーグ、県リーグ、地区リーグ、どのカテゴリーもそうですが1年という時間はとてつもなく長く、戦いに敗れた後に次年度のことを考えることはなかなか出来ません。1年はサッカー界にとってそれだけ大きな時間です。今年度、チームが始動した春先に、就職活動が始まると騒いでいた選手たちはみな立派に就職を決め、春からは社会人になります。
 
そういった1年の大切さを考えると先日の敗退は本当に痛恨の極みで、選手には大変申し訳ないことをしたと思ってます。振り返るともう少しああできなかったかな、上手くできたんじゃないかと考え夜も眠れません。
 
私自身このクラブチームを立ち上げたとき、誓ったことがありました。それは「続ける」ことです。どんな困難に直面しても逃げずにやるしかないと思ってます。この経験を活かせるのも私だけだと思ってます。
 
2017年度、皆で笑って終われるように最大限努力していきたいと思ってます。
試合後、ロッカールームで去年無理に残ってくれといった手前、今年はそんなこと言えない。といった話しをしました。
でも本音ではチーム全員にこのチームでサッカーをして欲しいです。ピッチ内でも外でも本当にいいチームだと胸を張って言えます。
 
来年度、Fuegoでサッカーをしてて楽しい、このクラブでまたやりたいと思ってくれる人はぜひもう一度私と戦って力を貸して欲しいです。
 
長文になりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
 今年度もFuegoフットボールクラブをよろしくお願い致します。