私が述べる基礎原理は、大きく分けて以下の4項目です。
①楽器のメカニズム 音が鳴る原理、音律・音質に関わる原理など。
②呼吸や、運指などに関わる人体構造(骨格や筋肉など)のメカニズム、
③音楽のメカニズム(音楽理論など)
④これらを統合的に制御するための神経系・感覚等のメカニズム
これらは、笛に限らず、楽器演奏もダンスもスポーツも全てにあてはまるのではないでしょうか?
例えば③では、スポーツの場合はルールの深堀りと、その運用(戦術など)だったりします。
こう述べると、とても難解だと思われるも知れません。
しかし基礎原理は、様々な要素を分解していくと、根本は いたって単純・シンプルだったりします。
多くの人はその根本・出発点で何らかの誤解をしているのです。
確かに原理とか理解しなくても感覚だけで高度なことが出来ている人もいます。
そういう人は、言語化できないだけで、自分は実践できるタイプ、いわゆる才能があると言われるタイプ、
そういう方が指導すると『何で、できねぇんだ?』・・・アルアルですね。
私は特に②、人体構造からのアプローチを重視しています。
それに思い当たったキッカケは、ご縁があってボイストレーニングの日本における草分け的な故・木下武久先生の指導を受けた経験からでした。
木下先生のアプローチには『身体の楽器化』、というのがありました。
基礎メソッドに全身を使う独特の体操があったのです。
機会があれば紹介したいと思います。
私が指導している身体メソッドにも活かされているかと思います。
それ以外にも、子どもから学んだ狂言や雅楽の影響もあると思います。
私は狂言を大蔵流の先々代宗家に習う機会に恵まれました。
雅楽では、管楽器(笙・篳篥・横笛のいずれか)・打楽器・弦楽器・神楽歌・舞 を総合的に学んで習得していきます。
思い当たるのことは、舞の見事な人が、演奏や謡なども見事な例が多かったです。
以上のことから私のアプローチで特徴的だと思うのは②人体構造を重視することだと思います。
もちろん、同時並行で①、③、④も進めていきます。
笛演奏を習得できる副産物として、身体能力や身体感覚の向上も期待できますよ。
そうして小さな成功体験を積み重ねることで、精神的にもポジティブに楽しめれば最高ですね!

★出口煌玲 You Tubeチャンネル youtube.com/@KhoreyDeguchi
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