皆さま、おはようございます。
アレックス・リアル・エステートの営業部シニアマネージャーです。
いつもいつも天気の話からばかりで面白味がないため、本日は別の角度の雑談から。
皆さまはテレビがお好きですか?
私は、実は大好きなんです。今の子供はテレビより動画やインターネットを視聴するそうですが、
スマホやタブレットを持っていても、私は根っからのテレビ愛好家を貫いています。
受験のときはラジオに移行しましたが、その移行は勉強中にテレビを見ていると母親からどやされるため、仕方のない避難行為でした。
私の世代は、学生の頃、部屋にテレビなどおいてもらえなかったのですよ。
好きな番組はライフスタイルの変化により変わってきましたが、子供の頃から今も欠かさずに見ているテレビ番組があります。
ご存知ですか?
【世界まる見え!テレビ特捜部】
これ、本当に面白い。子供の頃から大ファンです。
25年以上続く長寿番組だそうですが、納得です。テンションの下がる月曜日で唯一の救いですね。
その番組で、たしか今年の4月か5月に放送された映画「ロアーズ」のメイキングを取り上げたコーナーを見たときは衝撃でした。
思わず口に含んでいた味噌汁を噴水のように盛大に吹き出し、妻に悲鳴を上げさせたほどです。
いやはや、凄いですよ。映画「ロアーズ」。
内容そのものも凄いのですが、そのメイキングを見るに当たり、監督をはじめとする製作スタッフたちの正気を疑いました。
メイキングのあらすじというのも変ですが、それは次のようなものでした。
【映画ロアーズ・メイキングのあらすじ】
野生の猛獣150頭を使った映画製作にのめり込んだ映画監督の半生を描いた物語が紹介されました。
監督のノエル氏が妻とアフリカ旅行をしたのが制作のきっかけだそうです。
廃墟で暮らしていたライオンを見つけたノエル氏は、猛獣と暮らす人間の映画を作ることを決めたそうで、
アメリカに生息する子どもの猛獣を次々に引き取り、自宅で育て始めたというのです。
このあたりからもう凄いですよね。
ある日自分の父親が、子どもとはいえ猛獣を何頭も家に連れ帰ってきたら、どう思います?
私だったら、猛獣のために動物園に連絡を取り、父のために病院を手配します。
そもそも猛獣はタダではありません。世話にだってお金がかかります。
どこにそんな費用があるんだ? スポンサーがつくような映画には到底思えない。
不思議に思っていましたが、この疑問にはすぐに解答を出してくれました。
ノエル氏は、何とあの世界的な大ヒットホラー映画の「エクソシスト」を手掛けており、巨万の富を得ていたというのです。
ノエル氏にとって、当時は正に我が世の春。誰も止められないという状況だったんでしょうね。
ノエル氏は後に映画「ダイ・ハード」の撮影監督を務める当時無名だったヤン・デ・ボン氏を誘い映画製作に突撃していくのですが、
大きく育った猛獣に囲まれての撮影現場で何も起こらないはずはありません。
次々に猛獣による被害が起こるのです。
当たり前です。
猛獣は家と敷地の中でほぼ放し飼いなのです。
甘噛みでも下手すれば致命傷になる人間の天敵が、家の中で放し飼いなのです。
私なら、ショットガンを持たされても、一秒だってそんな家にいたくありません。
ノエル氏は喧嘩をしているライオンたちの仲裁に飛び込み、ガブリと手を噛まれ、腕全体にバイ菌が感染し一週間入院することになったし、
ヤン氏も撮影中に頭をライオンにひっかかれて病院に運び込まれ、何百針も縫う羽目になりました。
ノエル氏の妻は足首を骨折し、娘は顔をライオンの爪で引っかかれています。
週に一回は映画スタッフの誰かが病院に担ぎ込まれるという悲惨な状況だったそうです。
医者だって「馬鹿野郎、いい加減にしろ!」と怒っていたことでしょう。
終盤で、スタッフの一人が当時の事を思い返し、不思議そうな顔でしみじみと呟いていました。
「今思い返してみると、オレたちは一所懸命なにをしていたんだろうな?」
もっともだと、今年一番納得してしまいました。
ちなみに、映画は何とか完成したものの、ヒットにはならなかったようです。
この回の【世界まる見え!テレビ特捜部】は、今もレコーダーの中に保存しております。
今週末にもう一回見ようと考えています。いや、楽しみだ。
……何だか雑談だけで相当な文量になってしまいました。申し訳ありません。
成年後見制度については、また今度。
それでは、本日はこれまで。皆さま、一週間の締日、頑張っていきましょう。
失礼いたします。