正直、本当に今回の入院では
ボロボロになりました。

二回の処方忘れの後は
私なりに前向きに、
ご飯を食べるように頑張ったり
リハビリで腕を上げたり洗濯をしたり。
この頃までは怒りながらも
なんとか頑張ってきたのですが…。


術後、広背筋を移植した皮弁の上部の
腫れがひかず、赤っぽくなっていることもあり
22日(月)に再手術が予定されました。

手術部位の血腫が厄介な場所に溜まってきてるので
もう一度切開して血腫を取り除いた方がいい、と。




前回のシバリングの記憶、
肩の激痛、痛み止めをもらう苦労。

出来れば再手術なんてしたくなかった。
だけど、医師が言うことに間違いはないだろう、
そうした方がいいならそうしよう。

そう考えて、提案を受けました。


と、
術前検査で心電図とレントゲンを撮ってください、
と看護師が言いに来ました。

「私、十日前にも手術していて、
その前日にレントゲン撮ってますが
それでも今回も撮らないといけないんですか?」

と聞くと

「医師からのオーダーが入っているので
撮りに行ってくださいね」

と。


普通、私はやらなければならないことは
直ぐにこなす方なのですが
今回は途中で中止になる気がして
午後までレントゲンを撮りに行きませんでした。

微量とはいえ被曝ですからね。
「間違い」で撮りに行きたくなかった。
間違いだとしたら、今度もイージーミス。
手術の予約をしたら自動で術前検査がオーダーされて
私が二度目と言うことがスルーされてるだけって
わかったものですから。


案の定、午後になって、
私の状態をよく知っている看護師が

「レントゲン、行っちゃいました?」

と駆け込んできました。

「ううん、先日撮ったばかりだから、
まだ行ってない」

と言うと、

「よかった!
私もおかしいと思って医師に確認したんですよ!
オーダーミスです、取り消してもらいました」

と。




やっぱり。
この病院では自分の身は自分で守らなくては
医師は味方じゃない、
患者がひとりの人間だってわかってない。

そう思いました。


翌日、22日再手術。


午後四時の予定が早まって
二時になり、昼頃になり
オットに早めに病院に来てと連絡するも、
最後は看護師さんが11時に来て

「手術に呼ばれました、
用意して行きましょう」

と。


看護師も急な予定変更に幾分ムッとしていて。
もちろん、オットは間に合わない。
というか、ついさっきまで水分を取ってた。
水分は術前3時間までOKで、
12時から摂取禁止になっていたので。

いくら緊急手術で、予定のあいた時間にするといえ
こんな何時間早まることあるなんて。



看護師に連れられて手術室に行くと
麻酔医が

「いつまで水分を取ってましたか?」

「少量ですが、禁止されていなかったので
十分前くらいまではとってました」

と言うと、
麻酔医はキッとなって看護師に
そういう情報は私達に言って貰わないと困りますっ、と。

看護師さんは看護師同士で情報は交換してます、
看護師同士じゃなくて麻酔医に知らせてください、

と言い合いに。


医師が時間を早めたのがいけないんじゃ無いですか?
と間から口を出しても、このくらい早まる事は
よくあることなので、と麻酔医。

どのくらい水分を取ったかで
最適な麻酔の方法を考えるので、
正確な情報が欲しいだけ、と。

私は前回シバリングになって辛かった話を訴え
今回は目覚めさせる前に身体を温めることを
約束してもらい、
痛がりなので麻酔も強めに、と訴え。


もう四方八方の人に自分は〜〜なってしまうので
その症状が起きないようになんとか
なんとかお願いします、と言い続けて。


なんとか、手術台に乗ったのでした。