来週はお盆です。
ぼくは“魂”は存在すると思っています。ある出来事をきっかけに。
それは22年前の父が亡くなったとき。医者から「今晩は越せない・・・」と言われ、しっかり看取ろうと、父の枕元にずっとついていたときのことでした。
夜半前、父の足先より、ゆらゆらと、かげろうのようなものが立ち上がっているのに気付きました。
「エッ、何!」と、見る位置や角度をいろいろ変えてみました。やはり見えました。「錯覚ではない!」。
側にいた母に「これ?」と指差すと、母もすぐに「あ、何か出てる!」と気付きました。かげろうのようなものはそれから10秒ぐらいで出なくなりました。
ぼくは、これがよく言われる『“魂”が抜ける』ということかと思いました。「今、旅立った・・・ 終わった・・・」と感じました。
父は「あの世なんて無いよ」と常々言っていたので、母と「今ごろ、自分の体が宙に浮いてしまって驚いているかもしれないね」と話し、天井に向かって「ありがとうございました、お疲れさま」とお礼を言いました。しっかり受け取ってくれたと、今も思っています。
それから3時間後、父の心臓は止まりました。
“魂”って何だろうか?
“肉体”と“魂”の関係は?
自分が旅立つとき(自分の魂が抜けるとき)までにわかるでしょうか・・・