少し長くなりますが、備忘録をかねますのでお付き合いください
※ベベと将来暮らしたい方は必読
ベベ奇跡の物語
ベベは他県の繁殖屋から来ました
5,6時間の道中を搬送車の乗り継ぎを経てアイドッグに夜遅くに到着
それが8/4 22時
ななぴーさん長距離運転ありがとうございました
呼吸が苦しそうなコがいることはこの時点でわかっていました
翌日いつものようにさっそく診てもらおうと思っていたのに近辺の3つの協力病院がどこも対応不可で
そこへ私がお迎えに事務局到着
スタッフのマイさん、つゆりさんが「すでにこのコ、チアノーゼ起きてる!」と
え?うそ!

抱き上げて呼吸が一瞬止まったことは前の記事で書いた通りです
そこでわたしが
本来なら休診の時間であることを承知の上でいつもいつも多くの保護犬を助けてくださる古いお付き合いの協力病院へ電話
8/5 14時50分
奇跡①
休診時間にも関わらず看護師さんが電話を取ってくださる
奇跡②
本来オペ中であってもおかしくないはずのドクターがベベを診てくださると仰ってくださり
奇跡③
30分の移動中に何回も意識が遠退くのにひとまず生きて病院到着
奇跡④
検査診察中に呼吸停止
挿管し、重酸素人工呼吸器装着し細部まで検査完了
でも、管を抜くときに呼吸開始しない可能性があり、恐怖の待ち時間でしたが、幸いにも呼吸再開
その、診察結果については前の記事に書いています

奇跡⑤
夜間無人になる病院のため入院はさせられないはずなのに
必死のお願いを聞き入れてくださり入院できることに
奇跡⑥
運よくCT検査してもらえる別の協力病院を探し当てたのでその検査の日まで入院継続を懇願
8/6 10時
奇跡⑦
入院中のベベを院長先生はじめ複数
のドクターが診てくださる
そしてこの物語の本筋となるプランが水面下で決まっていきます
※この時点では私たちは何も知らされておりません
後に明らかになったプランは以下の通り
まず大事なのは
どうしてもベベを生かしてあげたいと思ってくださったドクターたちの存在です
そのドクターたちが夜中まで奔走してくださってたててくださったプランです
プラン①
大学病院が夏休みに入ったので
オペ室も検査室も使える
残務で残るドクターがいるこの日1日限り(8/7)の条件で病院へ運ぶ
プラン②
麻酔下でCT撮影したら覚醒させずに、そのままオペに入る
プラン③
アイドッグがその日動けるのなら
ドクターカーを出しドクター同行の上、移動中のベベの管理を行う
入院が不可なため、オペ後の管理も行う
これらのプランを私たちが知ったのは8/7の早朝の協力病院からの電話です
つまり、それまでの時間(8/5〜8/6深夜)に私たちの意思確認よりも先に大勢のドクターたちが動いてくださっていて
さらに、その裏側には以下の3つの想定されるオペ式に対応するための諸準備も含まれていたこと
ほんとうに緻密なプランだったことをあとで知ることになりました
そもそも、CT撮影後の想定は
①気管内ステント設置
②気管リング装着
③喉を開口
これら3つの術式にはそれに対応した器具の準備が必要になりますのでその在庫確認が先だったそうです
例えば、
ステント設置術になった場合在庫は10個
ただし、ベベのサイズに合うものがあるかどうかはCT撮影後の計測次第となり、
サイズの計測は穴の太さのみならず、閉塞箇所の長さに合わなければならないとのことでした
もし、サイズがあわなければ喉を切開し気管の外側からリングを数個留めていき気管の拡張をさせる②の術式
こちらも器具の在庫確認が必要
そして腫瘍などで
そのどちらの術式もダメな場合は喉に穴を空けること③の術式に
その場合でも器材が必要
書いているだけでも気が遠くなる作業を私たちの知らない間にすすめてくださっていて
知らされた瞬間に感動で大泣きしました
そこまでドクターたちの気持ちを動かしていた、そのこと自体がすでに奇跡だと感じたから
奇跡⑧
ドクターカーに積み込むポータブル電源
実は協力病院のドクターが買いに走ろうとしてくださっていたのですが、なんとスタッフ・あぷりこっと母さんが私物の提供を
しかも偶然近くに居て早朝に充電満タンのポータブル電源
を用意してくれて、ドクターカーは速やかに大学病院に向けて出発
できました
渋滞等で2時間半を要しましたが
犬版の東京MERのようなドクターカーには急変を想定してたくさんの医薬品等機材も積まれていたそうです
奇跡⑨
CT検査の結果、腫瘍などの悪者の仕業ではなく単純に重篤な気管虚脱と判明
しかも、10個の在庫のステントの中にベベにぴったりのサイズのもの1つがあって
最も身体に負担の少なくて済む気管内ステント設置ができました


左 協力病院院長
真ん中 Y医師 大学病院と協力病院の兼務で今回のプランの立役者さま
右 大学病院所属 執刀医 I医師

オペ助手 大学病院スタッフ
執刀医のI先生が術前の説明で
これらのプランの話を聞かせてくださりました
その中でもとくに
「この子はオペしないと死んじゃうんだよね」
「じゃあしてあげようよ!
保護団体の犬だからお金がかけられないのはわかってるけどそれはそのあとの話」
Y医師とそのようなやりとりの末、
「そこから諸々の準備と在庫確認してGOサインだしました」と
保護犬と知っていてくれて
命を繋いであげたいと言ってくださり
もう涙、涙で
一緒に付き合って同行してくれたマイさんも大泣き
「実は前向きにCT検査をしようと結論が出る前に私たちは安楽死も考えた」と
ポロリと伝えたら
今度は先生の目がみるみる真っ赤に
大学病院ってもっとドライなのかと思っていたけど(ごめんなさい

)こんな風に保護犬への理解があり命と真っ向から向き合ってくださるハートフルな先生がいらっしゃって感動、感激が止まりませんでした
この先生ならベベを救ってくださる
確信しました
CT検査のあと、途中経過の説明で
サイズぴったりのステントがある!
と聞かされた時にもまた号泣
オペが終わったあと女医先生がベベを抱いて歩み寄ってきた瞬間
駆け寄りながら
わたし「生きてるの?」
I医師「はい 生きてるのよ

」と
「一刻も早く抱いてほしくて連れてきました

」と
もうここでまた大泣き
いったいこの日何回泣いたんだろ わたし
こうして思い出しながら記録しているだけでもまたウルウルしてますけどね(笑)
その後このまま
大学病院でベベをまたドクターカーに託してお別れをしました
長い長い1日がこうして終わり
ベベの命が繋がりました
たぶん、一般的に気管虚脱のオペをする場合は
CT検査を含む諸検査
↓
サイズにあう器具の発注
↓
海外製のため届くまでは2週間かかりそれからオペ
と進むはずです
このステント
器具代だけで原価30万円以上するらしいので気管虚脱のオペが高額なのにもやっと納得しましたし
もし、ベベがこのような流れで処置されていたとしても2週間もったかどうか
それだけ高額な器具や材料が大学病院に10個も在庫があり、しかもその中のひとつがサイズぴったりだったなんて
もうそれだけでも神がかっているほどの奇跡と
だからこそのこの笑顔
もう一度感謝を込めて


ありがとうございました
以上
ベベの8/5 14時50分から始まりその2日後 8/7 19時オペ終了までの奇跡の物語でした
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