≪今日のコペル先生独り言≫
イソップ物語と心理学者のアドラーが好んで話しをした
「2匹のカエル」のお話し。
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ミルクがいっぱい入った壺の淵を二匹のカエルが飛び回っていました。
突然、二匹とも壺のなかに落ちてしまいました。
一匹は「もうダメ」と泣きました。
ゲロゲロと泣いて溺れて死ぬ覚悟をしました。
もう一匹は、あきらめませんでした。
何度も何度も足をばたつかせて、とうとう、
もう一度足が固い地面に着きました。
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何が起きたと思いますか?
ミルクがバターに変わっていたのです。
「楽観主義が前進する」
アルフレッド・ファラウ哲学博士はダッハウ強制収容所に入れられた間、
わたしは希望を失っていた大勢の人々に、
この短いお話しをして、
彼らの心を揺さぶることが出来たのです。
と「アドラーの思い出」(創元社)のなかで述べています。
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坐禅は「無所得 無所悟」という、つい何かを思って坐禅してしまう。
イソップ物語のカエルのようにゆうぜんと泳ぐことは大変むずかしい・・
https://www.nanya-kanya-life.com/.../29/story-of-two-frogs/
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臨床の現場では、ミルクの海をストレスの海と認識し、
そのなかを無心で自分を信じて泳ぐこと、
逃げない、寄りかからない、あせらない、力を抜くこと、
そうすれば自然とストレスが安楽に変わり自分を持ち上げて救ってくれて、
楽に呼吸できるとイソップ物語の二匹のカエルの話をしています。コペル先生より
