いやあ〜。
遂にストレスの根源であった12月から始めた仕事をその場で辞めて帰ってきちゃいました。
もうね。人間って過度なストレスがかかるとこういう風になるんだって言う人体実験をしているかの様だった。
余りにもスピードを求められる初心者には複雑難解過ぎる仕事ではあったんだけどね。
自分では凄く急いでる状態で「速く!速く!急いで!急いで!」「これ違う!」「理解してるの!」
「昨日も言った!何回言わせるの!!」「◯◯持って来て!!」
「◯◯の右!あるでしょ!!早く!して!」
「伝票出して!早く!遅い!早く!」とか1日中…そんなやり取りの中で24歳の店長君と仕事してたらね。
「速く!」と言われる度に逆に作業が遅くなった。それはまるでパケット制限がかかってしまったスマホの様だった。
脳も熱を持ち過ぎると動かなくなるらしい。
胃も強烈にキリキリ痛む。
動悸が激しくなり手指が震えた。
仕事が一段落ついたとこでバックヤードに来て欲しいって言われまた今日のダメ出しが始まったよ。
そりゃあ。52歳のおっさんだし若者と同じレベルで仕事を吸収出来無いのは申し訳無いんだが…。そんな事はその歳になった事が無い若い店長君には知る由も無い。もしかしたら俺は何をいっても服従する温厚なオジサンだとでも思って居るんだろうか?金を稼ぐ手段なんてここだけじゃないんだから…。スイッチ切り替たよ俺。
話を遮り俺は呆気無く最後のカードを切った。
俺「あの申し訳無いんですけど。」
店長君「!!」
ベテランバイト君「!!」
俺「今日で辞めようと思います!」「皆さんのスピードにはついて行けないですし。」「来月から店を廻して欲しいって言われてもそもそも2ヶ月でそれも無理だと判断しました。お店にもお客様にも迷惑がかかると思いますし。」
店長君の動きが止まり無言…。
店長君「今日までですか!!本部長には言ってあるんですか?」
俺「言って無いですよ。何しろ今、結論に達しましたから。後で電話しますから。」
俺「実は約2ヶ月一緒に働いてて鬱病を発症した様です。ネットで調べてもほぼ症状が一致しますし。仕事に行こうとすると吐き気がします。」(適応障害説もあり。)
店長君…無言。
ベテランバイト君も無言になる。
俺「今日までって言うか今、店が落ち着いてるみたいだし。今帰ろうかと思いますが良いですか?」
店長君「あっ…はい…。」
だよね。病気の人には関わらない方が良いよ。逆恨みされて訴えられるかもしれないしね。
そそくさとユニホームを脱ぎ。そして畳んだ。
俺「本当にご迷惑をおかけしまた!あリがとう御座いましたー!」って言ってタイムカードを押してCB190Xに跨りエンジンをかけた。
走り出した時の開放感たら無かったよ。
あ〜!清々したわあ〜!
ヒャッホー。自由って最高〜!!
もはやその瞬間に中程度の鬱が軽微な鬱になった気がした。
♪「自由になりたくないかーい?自由に生きたくないかい?」尾崎豊を熱唱しながら満面の笑みを浮かべた俺は帰路につくのであった。
帰宅して缶ビールを「プシュッ。」
一口飲んだタイミングで電話が鳴った。
本部長かな。
あ〜!本部長だ。
慌てて電話くれた様だ。
丁重に事情を説明すると怒られるどころか心身に支障を来す程になるまで自分が気がつかずフォローが出来なかったと丁寧に謝られた。店長君にはこれから話しをするから。
アイツ…絞られるなこりゃ…。
大人は怖いんだよ。
ちょっと調子に乗り過ぎると必ず天罰がくだります。
そして俺はまた無職になった。
なのに…
なのに…
なのに…
翌日状況を知った亀社長が飲みに行く?だって。
うん。行く!!



追浜の養老乃瀧からの〜!






常連さんと意気投合!!
「C.Wニコルさんがさあ〜!野田知佑さんと。」
「黒姫でさあ〜!」
「りんごの木でかくれんぼだよ!」
「ギャハハハ!」
いやあ〜楽しい夜だった。
俺…鬱病じゃ無い気がして来た。
治癒した?
いや…。
でも翌朝は辛かったよ。
それは鬱病じゃなくて。
二日酔いって言う精神疾患だから(笑)