ごらんいただきありがとうございます。
ご無沙汰してしまいごめんなさい!
家で作るほっこりおやつを今年も作っていきたいと思います!
すごく久しぶりになってしまいましたが、元気です。
ご心配かけてすみません。
とはいえ、(とはいえ?笑)このところ、本当に寒い日が続いていますね。
昨年春、今の住まいに引っ越してきたのですが夏は異常に暑く、冬はめちゃ寒い。
関東圏内いろんなところに住みましたが自分史上一番寒い所かも(千葉県内ですが・・・)。
まあ、今年は特に寒いみたいですがそれにしてもしんしんと冷える・・・。
なんと手の指がほとんど全部、しもやけに!?
うそでしょう?!・・・ってなりました。
雪の日以外あまり着る事がながった厚手のロングダウンコートが手放せません。
あたたかいところに行きたい!!
早く温かくなってほしい!!
こんな寒い毎日・・・ではありますが、、、
空き時間を見つけてはおやつ作りはしていますよ。
この気候、お菓子作りには適してる?!
冬はクリームやバターがダレないし自分で温度コントロールしやすいのがいいところ。
でも逆に冷たすぎで卵やバター、チョコレートなどは結構気を使います。
冷たい材料を生地に混ぜただけでぎゅっと締まってとたんに扱いずらく・・・。
チョコレートなどけっこう失敗してきたので真冬は細心の注意で作ります。
つまり、混ぜたら放置しないでぬるい湯煎にかけておくとか、
他の作業の途中も頻繁に混ぜなおして固くなるのを防ぐとか。
でも「パイ」だけは別で、寒い時期、ホント、ラクに作れます。
少々いじくりまわしてもバターがだれることはありません。
パイの層がラクに作れて自分が上手くなった気がします笑
なのでパイは冬に練習するのがおすすめ、今年もパイを寒いうちにやっておかねば・・・。
コーヒー味のロールケーキが食べたくなり・・・
今回ご紹介するのは、パイではなくロールケーキです。
昨年末からマイブームです。
クリームは乳脂肪35%で作る軽やかさが身上のロール。
理由は繊細なクリームの風味が味わえて、それでいて生クリームのコクも感じられるから。
軽いクリームに何か巻き込んでもいいし、クリームに何か加えてアレンジしてもいいし。
はたまたスポンジに一工夫するのもアリ。
今回小麦粉で作ったけど、米粉でも上手にできるから気分で作り分けて・・・。
ロールケーキだけで1冊の本が出ているくらいですからバリエーションは豊富、無限に楽しめます。
作ってみて思うのですが、ほんとに巻き巻きが楽しい!
で、今回はと言いますと、
コーヒーの生地のロールケーキ。
コーヒー味のスポンジが好きです!
スポンジにインスタントコーヒーを溶いたものを混ぜて焼くだけでコーヒーのフレーバーがしっかり効いたスポンジに。
クリームはやっぱり軽めの生クリーム。
そしてカラメルソースを混ぜてみました。
カラメルソースは小鍋で作って生クリームを加えてキャラメルクリームのベースを作ります。
カラメル自体の甘さがあるので砂糖は生クリームには加えません。
コーヒー風味のスポンジにキャラメルクリームがぴったりでした。
ちょうど年末に仕込んだラムレーズンがまだたっぷり残ってるのでそれも入れて巻いてみました。
クリームは軽めがおすすめだけど・・・
最初、35%乳脂肪の軽い生クリームで作り、おいしくできたのですが、ちょっと大変でした。
やわらかすぎて、、、巻くのが大変。
ただでさえ、泡立ちにくい乳脂肪低めのクリームに、カラメルソースが入ると、さらにクリームが立たない。
泡立て続けても一定以上は立ってこないのでもう途中であきらめて、ゆるめのまま巻きました。
ふわっとしたクリームをそっとだましだまし巻いて、冷蔵庫へ。
取り出して、そっとカットして口に運ぶと・・・。
ふわっとして繊細な口どけ!(それはそうでしょ、とてもやわらかいままで巻いたから!)
生クリーム自体のおいしさが活きて、カラメルソースとよく合いました。
形はちょっとなんですが、美味しかったのでよしとします。
ロールケーキ、やっぱり巻きやすいのは脂肪分47%生クリームで断然ラクです。
47%だとキレイな「の」の字を簡単に巻けます。
35%クリームだとカラメルソースを入れて延々とハンドミキサーを回し続けてやっとこれ↓(笑)
見るからにやわらかそうでしょう?(でもおいしい・・・笑)
↑黒いのはラムレーズンです。
結論。
47%クリームのロールケーキ → 失敗なくきれいに巻けるけどクリームの繊細な味わいは35%クリームに軍配。
35%クリーム → クリームの味わいがデリケートに伝わるけれど、泡立ちにくく巻きにくい。
どちらもおいしいし、食べ比べなければわからない「違い」だと思います。
もしもきれいな「の」の字でなくてもいいのなら、
そして脂肪分低めで作ってみたい人、
クリームの繊細な味わいを試してみたい人は35%生クリームでぜひ。
ただしハンドミキサーがないと厳しいかも!
↑47%乳脂肪生クリーム使用。
ロールケーキの巻き方、私流のコツ
② 泡立ての時、生クリームを入れたボールに氷水を入れたボールを当ててしっかり立てます。
めんどくさがって氷水を当てないと、キメの粗いぼそぼそした口当たりになるのでここは手抜きなしで。
③ 巻き始めの生地を指でぐっと「の」の字の中に押し込む感じに。
巻きはじめは最初が肝心、これができるとあとはすっ~と巻けます。
④ クリームの塗り方、巻きはじめ部分と巻き終わり部分は少なめに。
両サイドも少なくします。
巻き終わり部分のクリームが少ない方が断然きれいに巻けます。
今回生クリーム200mlで作りましたが、泡立ったクリームを全部中身にしてしまうのではなく、カップ1杯くらい余らせます。
全部入れようとするとクリームか多過ぎできれいに巻けないのです。
もちろん天板のサイズにもよってもスポンジの大きさが変わるので入れるクリームの量も前後しますけれど・・・。
余らせたホイップクリームはできあがりの上からナッペしたり絞り出してデコレーションに使ってください。
パンに塗ってくだものをサンドし、フルーツサンド風にしても美味しいです!
ロールケーキの副産物ですね!
パンはバターの配合が多いブリオッシュ系のものが生クリームと相性がよいです。
クリームをサンドしラップして、時間が経ってパンにクリームの水分がある程度吸収されてしっとりしてから食べるのがおすすめです。
では作り方です。
レシピ:キャラメルクリームのコーヒーロールケーキ
<材料> 底22cm×28cmの天板
卵3個を卵黄と卵白に分けて別立します。
砂糖(卵黄用) 30g
砂糖(卵白用) 50g
米油 35g
薄力粉 50g
生クリーム 100ml
※乳脂肪47%か35%、どちらかで。
(コーヒー液)
インスタントコーヒー 8g
牛乳 25g
(カラメルソース)
グラニュー糖 40g
水 25g
生クリーム 100ml
生クリームは1パックが200mlですが、
うち100mlをカラメルソースに混ぜる分として
残り100mlはロールに巻くクリームです。
<下準備>
・天板にベーキングペーパーを2枚重ねでセット。
四隅に切り込みを入れて天板に沿わせてください。
・オーブンは早めに200℃に予熱しておきます。
・卵は卵黄と卵白に分けておきます。
もし上手に分けられないと思ったら小さい容器に1個ずつ割って、
「手」でそっと卵黄だけ取り出します。失敗なく分けられるんです。
卵白に卵黄が混ざってしまうと泡立ちに支障が出るのでちゃんと分けます。
<作り方>
①最初にスポンジを焼きます。
コーヒー液は、耐熱容器に牛乳を入れて沸騰しなように温めます。
そこへ少しずつインスタントコーヒー入れて溶かしていきます。
種類にもよりますが、いっきに混ぜるとダマになる場合もあるので少しずつがおすすめ。
私はゴールドブレンドだったのですが、結構溶けにくいので少しずつ混ぜました。
ネスカフェだともっと溶けやすいです。
②ハンドミキサーでメレンゲを作ります。
卵白に砂糖50gを3回に分けてくわえ、逆さにしても落ちないくらいで
ツヤのあるメレンゲにします。
立てすぎに注意。
見た目、やわらかそうだけどピンとしてツヤがある状態。
③次に、ハンドミキサーを洗わずにそのまま使い、卵黄に砂糖30gを加えて白っぽくなるまで混ぜます。
④油を加えてハンドミキサーでさらに混ぜます。
⑤さきほどのメレンゲをゴムベラでひとすくいし、④に加えます。
ここからはゴムベラで。丁寧にしっかりなじむまで切り混ぜます。
⑥粉をふるい入れて混ぜ、粉が少し見えるくらいで残りのメレンゲを加えます。
粉が残っているくらいです。
残りのメレンゲをすべて投入。
⑦ここからは混ぜすぎないように。
切り混ぜてメレンゲが見えなくなったら天板に流し、カードなどで4隅もまんべんなくならして表面を平らに。
全体がだいたい同じ厚さになるように注意してみてください。
何度も触らないよう、できるだけ手数を少なく。
⑧200℃に余熱しておいたオーブンで10~12分焼いて取り出します。
今回に限っては焼きすぎは禁物、パサパサになってしまうので。
10分を過ぎたら触ってみて弾力があれば焼けています。
⑨網の上に置いて、ベーキングシートの周囲のみ剥がして冷まします。
重ねた2枚のベーキングシートの1枚を生地の上にかぶせておきます。
⑩クリームの準備ですが、最初にカラメルを作ります。
小鍋にブラニュー糖を入れて表面を平らにして中火にかけます。
溶け始めたら鍋を傾けて全体に広がるようにします。
⑪用意しておいた水をいっきに加え、均一になるように鍋を傾けながら固まったカラメルを溶かします。
ここでヘラを入れてかき混ぜなくてもだんだんと溶けてくるので大丈夫。
⑫まんべんなく溶けたら濃いこげ茶まで煮詰めますが、あまり焦がさないように。
⑬火を止めて粗熱が取れたら生クリーム100mlを加えゴムベラでよく混ぜてなめらかにします。
これで完成です。このまま常温まで冷まします。
<仕上げ>
①冷めたスポンジをかぶせてあったベーキングシートの上にひっくり返し、オーブンペーパーをそっと剥がします。
(この面がロールの外側になります。)
②剥がした面に少し大きめにカットしたラップをかけて、また、ひっくり返します
(ラップの面が下になった状態です)
③クリームを用意します。
生クリームの残り100mlをボールにあけ、下から氷水の入ったボールを当てます。
④ハンドミキサーである程度筋が付くくらいに泡立てたところで、カラメルクリームを
すべて加え、高速で混ぜていきます。
⑤だいたい固まってきたら低速に落として様子をみながら固さを調整。
あまり固くしすぎないで止めます。
(35%生クリームは高速で混ぜ続けても大丈夫です)
⑦スポンジに塗っていきます。
手前、巻き終わり部分、両サイドは薄く塗り広げます。
(私はこのクリームを1カップ弱くらい余らせますが、巻く量はお好みで)
⑧手前をぐっと中に押し込む感じで巻き、あとはラップを持ち上げて向こう側に巻いていきます。
⑨巻き終わりを下にし、ラップでサイドもくるんで冷蔵庫で1時間くらい冷やして落ち着かせます。
※35%クリームの時は1時間以上冷やすと落ち着きます。
翌日まで冷蔵庫でもいいくらいです。
水分が適度にスポンジに吸収されて生地がしっとりとするので、時間的に余裕があるときは一晩冷蔵庫がおすすめです。
私は作ってすぐ食べたいので、1時間くらいでカットして食べました。
生地に水分が吸収されてないスポンジもそれはそれで楽しめます。
時間とともに全体の味わいも変わって、それが楽しめるのが手作りのいいところですね!
ぜひ作ってみてください!