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もう間もなく6月も終わりですね。
大雨も今のところなく、どうかこのまま梅雨明けが来ますように・・・
果物が端境期です・・・。
でも外国産のフルーツは充実しているのでそれらを楽しんでいます。
好みはピンクグレープフルーツ。
大玉を購入し、房を一個一個剥いてはみずみずしい果肉を楽しんでいます。
小玉だと固いので、あれば大玉です。
たまにすごく甘いのがありますが、まあ、だいたい美味しくいただいてます。
アメリカンチェリーもたくさん出回っていますよね。
アメリカンチェリーを使った焼き菓子も試したいと思っています。
早くしないと店頭から消えるので急がねば・・・。
そして、この時期パインも充実。
パインはリーズナブルなお値段と、まずハズレない所がうれしいです。
夕方のスーパーでデザート用にカットされたパインを購入。
「これで何かできないかな・・・」などと考えながら帰宅。
一度試作してみたのですが、小さく刻みすぎたのと、、
生をそのまま調理したのであまり個性が出なくて物足りない感じになってしまいました。
食べた人が「この黄色いのは何?」。苦笑
(トウモロコシに見えなくもない・・・)
そこでパインの個性がもっとしっかり感じられるようにキャラメリゼ。
過去に作ったこちらのケーキを参考に。
紅玉が終わってしまった後もこれなら作れるので、昨冬は何度も作りました。
あるいはこんなのも作ったなあ・・・。
こちらは黒いいちじくを近所で栽培している人から入手、それを使って作ったケーキ。
贅沢な使い方をしました(汗)
今回のパインケーキには↑のカラメルソースのレシピで作ります。
グラニュー糖を煮詰め、差し水をしてバターを投入、パインを入れてちょっとぐつぐつ煮る感じ。
この、ぐつぐつしているときの香りったら!
夜中の試作中、部屋中に香りが充満、倒れそうにいい香り。
カラメルソースってどうしてこんないい香りなんでしょう!
「砂糖を控えめ」なんて言葉が一瞬で吹っ飛びます笑
そうしてできたパインのキャラメリゼをガラス皿に敷き詰めて、生地を流し・・・
相当ゆるい生地ですが、大丈夫。
今回は植物油脂ではなく、バターを使用しました。
植物油脂でもいいのですが、香りを楽しみたくて。
もちろん体調を考えて飽和脂肪を摂りたくない人はこめ油などがおススメです。
焼いている途中。ガラス皿の底でカラメルソースの中でぐつぐつ煮えてるパインです。
ところで、生地を流し込んだだけでもいいけれど、今回はざっくり感を出したくてクランブルを載せました。
クランブルには粗みじんのアーモンド、レーズンなどを混ぜて・・・・
このクラムがまた、おいしいのです!
見た目ボリューム感が出るんですが、そのわりにはヘビーではありません。
カロリー自体はそこそこあるはずだけど、全粒粉ベースにしてアーモンドも入った栄養価も高いケーキ。
キャラメリゼで砂糖はしっかり使ってますが、1人前、1/8カットとして、まあ、たまには許されるかな、という・・・
そして・・・
こんな風に底面にしっかりとキャラメルパインが。
人に差し上げるのにラッピングしていて、途中で底面を撮り忘れたのを思い出しました。
パインは大きめカットがおいしいのです。厚みも1.5cmはあります。
そして量もたっぷりと使います。
今回の型は直径25cm、底部分の直径は20cmのわりと大きめのパイレックスですが台湾パインをまるまる半分使いました。
それでもちょっと足りないかな、ってくらい。
台湾パインを見つけたらまるごと1個購入し、(お値段もそれほどしないはず・・・)
思い切り使ってパインケーキを作り、残りは生食に・・・なんていうのも自由で楽しい食べ方かも!
あまりお出かけできないから、そのあたり、ちょっと贅沢しても許されるでしょう・・・
クランブルが味のアクセント
このケーキ、ざっくりしたクランブルとホロ苦キャラメルパインのハーモニーを楽しむケーキなので・・・
クランブルの中心的な存在になるアーモンドはほんとにざっくり刻むだけでOKです。
ここはアーモンド粉ではなく、アーモンドの刻みで。
包丁で1/4カットくらいです。
そして、生ではなくて、ローストアーモンド。
(たいがいはローストされたものですからそれを使って・・・)
そして小麦粉はぜひ、全粒粉で。
100%全粒粉で大丈夫です。
私はキッチンエイド社のミキサーで、アタッチメントだけグレインミルに替えて千葉県産の小麦粉(性質は中力粉、うどん用に栽培されているもの)を分けていただき、それを粉にして使いました。
ふすま(外皮)がかなり大きいので多少取り除きますが、ほぼそのまま使うので食物繊維や小麦胚芽がそのまま含まれる香ばしい粉です。
白い小麦粉ばかりでは食物繊維が足りませんが、お菓子やパンは購入するときは全粒粉を使ったものを意識して選んでいます。
自分で作る時はできるだけ全粒粉100%にします。
まあ、お菓子のタイプにもよりますが・・・。
今回は全粒粉だとより、おいしくなるのでぜひお試しください。
それでは作り方です。
<材料> 直径25cm(底の直径20cm)の耐熱ガラス皿
●カラメルソース
・グラニュー糖 50g
・水 10g
・さし水 20g
・バター 20g
●パイナップル250~300g
●ケーキ生地
・卵 2個
・全粒粉 90g
・アーモンド粉 20g
・ベーキングパウダー 3g
・きび砂糖 50g
・溶かしバター 30g
・牛乳 30g
●クランブル
・全粒粉 60g
・ホールアーモンド 40g
(粗く刻む)
・レーズン 30g
・きび砂糖 20g
・バター 30g
材料揃えがちょっと面倒ですが、むずかしくないので大丈夫です。
工程は①カラメルソース+パイン、
②クランブル作り→冷蔵庫へ
③生地作り→①、②と合体、、、という感じで楽しく作れます!
<作り方>
まず、パインのキャラメリゼから。
イメージできない場合はこちらの動画を参考にしてみてください。
①フライパンに分量のグラニュー糖と水10gを入れて砂糖に沁み込ませておきます。
②中火で加熱、フライパンを傾けつつ全体を溶かしながら色づけていきます。
③大きな泡が出来ますが次第に茶色になってきます。
④強めの中火で全体にこげ茶にします。
⑤ここで色止めにさし水を10g。飛び散るので気を付けて。
⑥さらにバターを入れて溶け切るあたりでパインを入れてグツグツします。
ヘラであまり触り過ぎない程度に上下を返して煮絡めていきます。
形が崩れる前に火を止めてガラス皿に敷き詰めます。
⑦私はここでソースを全部入れてしまいましたが、50ccくらい取り除けておいて食べる時にソースにするのもオススメです!
あとはもう、簡単です。
クランブルを作ります。
バター以外の材料全てをボールに入れ、ざっと混ぜたらバターを小さくちぎり入れ、カードで切り混ぜます。
だいたい混ざったら手で少し握るようにして大き目のそぼろにします。
こんな感じです。
冷蔵庫に入れておきます。
ケーキ生地作りと仕上げです。
卵を割って、砂糖を加えて泡立て器でよく溶かし混ぜます。
泡立てなくて大丈夫。
そこへ全粒粉、アーモンド粉、ベーキングパウダーをいっしょに振るい入れて切り混ぜます。
溶かしバターと牛乳も加え、生地を先ほどのキャラメルパインの上から流し入れます。
180℃のオーブンで10分、いったん取り出してクランブルを全体に散らします。
さらに20分焼きます。
取り出して竹串を刺して生地が付いてこなければ大丈夫。
好みでしっかり焼き色を付けてもいいと思います。
「よく焼き」がおいしいのです。
さあ、切り分けて。
素朴だけど、ホームメードならではのおいしさ。
冷めても美味しいですし、冷凍もできます。
底部分がまた、おいしそうなのですが写真がありません。
というか、撮れないので器を持ち上げて見てみてください。
たぶん、もっとパイン入れればよかったって思うでしょう・・・笑
このケーキにバニラのアイスクリームを添え、取り分けておいたキャラメルソースをかけるとさらに満足感のあるおやつになるでしょう!笑