ご覧いただきありがとうございます。
このところバターや生クリームを使ったお菓子を作ることが多かったのですが・・・
バターや生クリームっておいしいな、と思う一方で食べ進めると「重いな」と感じます。
きっとふだん食べるおやつとしては、私には適さないのかなと実感。
毎日口にするおやつはシンプルでしみじみおいしいものを。
そしてほんとは手作りしたいです。
家で玄米を粉にしてシンプル玄米パウンドを作りました。
自分で作れば何をどれくらい使ったかを把握しているし、
市販のお菓子を食べる時に感じる、
「こんなに甘くなくてもいいのに」とか
「あれ、この香料なんだろう？不自然だな」とか
ついつい何が入っているか表示を見てしまう、という味気ない事もしなくていいのです。
米粉のシンプルな生成りのパウンドケーキ
食事と食事の間にちょっと甘いものが食べたいな、というときぴったり。
使う粉は玄米粉がおすすめです。
（レシピは米粉ですのでご安心下さいね）
最近は玄米粉のかわりにふつうの白い米粉、それもミズホノチカラという超微粒子を使っていました。
軽くてきめが細かく、使い易い粉であることは間違いないのですが・・・。
このケーキには玄米粉の「コク」のある味わいが合います。
久しぶりに玄米から粉にしました。
もしキッチンエイドをお持ちの人はこのアタッチメントがあると小麦も米も粉にできます！
ガリガリと挽いて粉にするのですが、お米の硬いつぶつぶが少し残ります。
それはケーキに焼いてしまえば気になりません。ちょっとプチッとする感じがあります。
玄米を粉にすると、糠部分も含まれるので栄養価も高くコクのある粉ができます。
今回はくだものも何も入れずに粉や砂糖のコクが味わいたいので油は米油に。
くせがなくてさらっと使い易いのです。
溶剤を使用しない国産の圧搾米油です。
ちょっとお高めですが、でも、普通にスーパーで売られている米油でもまったく構いません。
風味に大差ありません！笑
材料はとってもシンプル。
夜半に思い立って材料を計量しましたが、たったこれだけです。
（米油が写っていませんでした！）
道具としてはハンドミキサーが必要かも。
ホイッパーで手で泡立ててもいいのですが、ちょっとしんどいかもしれません。
ひとつ、玄米粉を使うときに注意があって、特に自家製粉した玄米粉は吸水時間を取ります。
材料を混ぜたら焼く前に２０分置いて粉に吸水させています。
最後にベーキングパウダーを入れて混ぜたら型に入れて焼くという手順。
粉が水分を吸ってプクッとしています。
でも白い米粉でしたら小麦粉と全く同じに、普通に混ぜて焼いていきます。
こちらは米粉（いちばん左）で作る場合です。
材料は粉以外すべて共通。
白い米粉で焼くと玄米粉よりも白っぽく軽く焼きあがります。
こちらもシンプルなおいしさです。
シンプルな米粉の生成りパウンド。
シンプルだからちょっとアレンジして朝食にも・・・。
カッテージチーズ、ブルーベリーのコンポートのせ。
シンプルだからどんなトッピングもよく合います。
玄米粉で作ると膨らみはそれほどではないけど、こっくりとしたしっとりリッチな味わい。
朝のカフェオレと。
前回おすすめのキビ砂糖、このパウンドでも活躍！
ほんとおいしくなります。
どこにでも売ってるので試してみてくださいね。
シンプルパウンドだから砂糖の風味もダイレクトに感じられます。
もし、玄米粉を使って見たいな、と思われたら・・・
とても使い易いです！美味しい粉。
もしこちらの粉なら吸水時間は２０分もいりません。
米粉と同じように使えます。
製粉会社さんが特別に微粒粉の玄米粉を挽いてます。
ここでもひとつ注意点が。
市販の玄米粉は焙煎粉を選ばないようにしてください。
水分吸収がすごいのでまったく別ものになってしまいます！
レシピ シンプル！米粉の生成りパウンドケーキ
＜材料＞6.5×19高７cm パウンド型
・米粉（または玄米粉） 120ｇ
・ベーキングパウダー 4ｇ（小さじ擦切り１杯です）
・アーモンド粉 30ｇ
・卵 ２個
・米油 30ｇ
・キビ砂糖 50ｇ
・豆乳 30ｇ
＜下準備＞
・型にベーキングシートをセット。
＜作り方＞
①卵を割りほぐして砂糖を加え、ハンドミキサーで泡立てます。
上から垂らすと跡がゆっくりと消える程度までしっかりめにたてます。
②ゴムベラに持ち替え油を加えてていねいに底から返すように混ぜます。
③アーモンド粉をふるい入れて切り混ぜます。
④米粉とベーキングパウダーをいっしょに振い入れて返しながら混ぜていきます。
途中豆乳を加えてとろっとした感じにします。
※米粉の種類によって加える豆乳の量を加減します。
しゃばしゃばにならないように、と言って水分少なめにもならないように。
⑤型に流し１７０℃で３０分程度焼きます。
必ず竹串チェックしてくださいね。
ほっこりした米粉パウンドケーキ。
なんという事もないおやつだけど、しみじみ美味しいのです。
週末に作ってティータイムにどうぞ。