「…ねえ…和」
「…うん?」
「……悔しいんだ」
「…」
「悔しいよ…この世界も…世間も」
誰も認めてくれない。
誰も赦してくれない。
俺は自由でありたいだけなのに。
「…わかってるよ…仁」
「…うん」
「メンバーも、俺も…ファンの皆だって、ね」
「……うん」
仁がうつ向いたまま頷く。
空いた手に指が絡んだ。
「…和…俺酷い奴だけど…」
「…うん」
「…まだ、そばにいてくれる?」
「……ずっと…いるよ」
ずっと ずっと
君を守るよ。
崩れた彼奴の心の破片
俺が集めて、
元のお前を取り戻してやる。
そしたらまた、
一緒に歌おうな…仁…。
***
いい話だね…
仁の隣は亀しか許せないよ…。
