カウンセリングオフィス・フロンティア公認心理師の小島俊久です。
2月27日に和泉市のゆうゆうプラザでいずみこどもAIDさんが主催する「CoCodeおしゃべり」に参加してきました。
不登校のお子さんの保護者5名の方々と2時間ほどお話してきました。
背景や経緯も様々ですが、今回の皆さんの話では10歳前後に登校しぶりなど兆候が現れたことが多かったようです。
ティーンエイジという激動の10年が始まるのですが、予知したかの様な子どもたちの反応の様にも感じられたのです。
私はスクールカウンセラーとして13歳〜20歳頃の若者たちとの交流が日々あります。またその保護者の方たちとの交流も同じくらいあります。
それらのセッションでは不登校問題は家族の機能や構造、パーソナリティ傾向、トラウマ的体験、発達特性、気質や体質など多角的な視点を持って関わります。
そして不登校の問題をその時々の現象として捉える視点だけではなく、その後の人生にどのように反映していくのかをティーンエイジから20代前半の青年期頃までロングスパーンで捉えます。
様々な条件が重なってのことですが、私は10代のクライエントたちと長く関わる傾向にあります。
勤務する通信制高校は中学年代のフリースクールを運営していますから、そこからそのまま高校へ進学されるとカウンセリングは中1〜高3まで6年関わることになったりします。
また私設相談室を運営していますので、卒業後も利用を続けることも可能ですから10代をずっと関わることになるのです。
激動の10年を共に過ごすことからわかることは多々あります。
今回の保護者の皆さんとのお話し会から気付かせて頂いたことはとても貴重です。
お気持ちを開示くださりありがとうございました。
もっともっと「親の気持ち」を聴きたい、共有したい、お子さんと共に成長する術を一緒に考えていきたいと思いました。
いずみこどもAIDのスタッフの皆さん、今年も準備などお世話になりました。心より感謝申し上げます。