ファイフロの中西流に言うと、今日のポイントは3つ!
1つ目はスタジアムの芝です。
今シーズンからハイブリッド芝になり、グラウンド状態が格段に向上しました。
これにより、フロンターレのパスサッカーが可能となり、試合を優位に進めることができるようになりました。
これでもう、このスタジアムは鬼門ではなくなります。
この芝の張り替えに合わせ、ヴィッセル神戸もパスサッカーに転換しましたね。
ちょっとビックリしました。
2つ目は小林悠の個人技です。
あのターンも凄かったですが、一番の驚きはトゥーキック、つまり、つま先で蹴ったシュートです。
つま先でのシュートは狙ったところに蹴るのが難しいので、絶対に決めなければならない場面では選択したくないプレーです。
大抵は点差が開いて余裕がある場面だったり、一か八かの勝負で使うシュートです。
あの場面、同点の後半43分です。
小林悠にしてみれば、ラストチャンスかもしれない状況です。
そこでトゥーキックを選択する勇気と自信に拍手です。
ディフェンダーがタックルしてきておりトゥーキックでないと間に合わない、トゥーキックでないとゴールキーパーを出し抜けないと咄嗟に判断してシュートの選択を変更したのであれば、それも凄いことです。
しかも、そのトゥーキックをゴール左隅に決めてしまう、それも凄いです。
あの場面であのシュートを選択したということは、おそらく練習でも相当決めており、自信のあるプレーだったのだと思います。
3つ目は審判の判定です。
昨シーズン味スタでの試合のこともあり、飯田淳平は好きな主審ではなかったのですが、この試合のレフェリングには満足しています。
まずは、小川慶治朗のPK疑惑の場面です。
あれはPKを与えるべきではないプレーです。
小川慶治朗がPKを貰いにいったプレーです。
小川は、フロンターレのディフェンダー(谷口?)が接触してくるのを待っており、ほんの少し接触しただけで不自然に倒れました。
小川は谷口を交わしてゴールを奪う気などなく、PKを貰うプレーを選択したのです。
普通、そのような選択をするのは、ボックスの最も外側といった、ゴールマウスから遠い場所でシュート体勢も悪く、ゴールに至る可能性が低い状況での話です。
あの状況でPK狙いを選択した小川慶治朗の消極性に呆れましたし、それだけ彼はゴールする自信がなかったのでしょう。
あのプレーは、場合によっては小川慶治朗にイエローカードが出るプレーです。
ただ、小川の足にディフェンダーがほんの少し接触していますので、飯田主審はシミュレーションを取れなかったのだと思います。
主審の心情としては「シミュレーションとしてのイエローカードを出したいけど、ほんの少し接触したので、小川にイエローカードを出せなかった。」といったところだと思います。
そして驚いたのは、神戸の監督が、あのプレーでPKを取らなかった主審を批判したことです。
プロの監督が見れば、あれでPKを出さないのは普通だとわかるはずです。
選手を守るために、形式的に主審を批判したのかもしれませんが、あれにはガッカリしました。
この吉田監督は、チョン・ウヨンのレッドカードでも主審を批判しています。
これにも呆れました。
あれは、チョン・ウヨンが小林悠と競った上でのプレーではありません。
チョン・ウヨンは小林悠と競る気はなく、スピードで振り切られるのを嫌って潰しにかかっただけです。
このイエローカードも妥当ですね。
よって2枚目のレッドカードも妥当です。
ノエビアスタジアムで勝利し、グラウンド状態が悪いために勝てなかったという積年の恨みを晴らすことができました。
ハイブリッド芝になりましたので、これからは大丈夫です。
今後の心配のネタは、過密日程による疲労ですね。
それ以外に不安材料はありません。