リーグ開幕戦、勝ちましたね。
決して褒められた内容ではないと思いますが、選手たちから勝利に対する執念は伝わってきました。
まず、コイントスで勝ったフロンターレが、エンドの変更を要求しました。
この判断は絶対的に正しいと思います。
西日で眩しい前半は逆サイドを選び、日が暮れる後半に西日を受けるサイドに回るということです。
西日の眩しさはゴールキーパーのプレーに直結しますからね。
この試合のMVPは小林悠にしたいと思います。
先制のヘディングシュート、試合終了間際のゴールライン上でのシュートブロック、試合を決めた2点目のアシスト。
チームの勝利に最も貢献しました。
小林悠に続くのは、ソンリョンや大島僚太でしょうか。
フロンターレは、いつの間にか大島のチームになっていました。
大島がいるのといないのとでは、恐らく全く違った試合展開になってしまうと思います。
ボールを奪われない技術と危険な場面を察知する能力が格段に高く、絶対に欠かせない選手です。
ファールで止めて良い場面とフリーキックを与えてはいけない場面の見極めも素晴らしいです。
ハッキリ言って、代表に選ばれてほしくないです。
長いシーズンを考え、大島は香港イースタン戦は休ませるべきです。
印象に残ったのは谷口のプレーです。
昨年まではファールの少ないクリーンな選手という印象でした。
ただ、大宮戦を見る限り、球際で厳しくラフに当たりに行くプレーが散見されました。
実際にイエローカードも貰っています。
センターバックはキレイなプレーばかりでは駄目だ、相手FWに嫌がられるようなプレーも必要。
谷口は、そういう思いで今シーズンに臨んだのではないでしょうか。
登里はサイドバックのポジションから攻撃参加した方が、彼の良さを出せると思いました。
2列目で起用すれば、ゴール前でのアイディアや右足でのシュートも求められます。
その辺りは今の登里に欠けているものです。
高さがないためハイボールを集められるという怖さもありますが、2列目で起用するより良いと思いました。
やはり一番心配なのは家長ですね。
キープ力は抜群なのですが、それを活かす場面が少なく、彼もどう動けば良いか迷っているようです。
そして周りの選手と息が合っていません。
前半27分の中村憲剛のアーリークロスは最高のボールだったと思います。
あのパスを感じ取ることができず、ゴール前に入れないようでは連携不足としかいいようがありません。
大久保嘉人や小林悠であれば、間違いなくゴール前に飛び込んでワンタッチゴールになっているはずです。
いや、森谷賢太郎でもゴール前に飛び込んでいるはずです。あの埼スタでの浦和戦のようにね。
しかし、大前は良い選手ですね。
あれだけ動けて、シュートも正確です。
データで調べてはいませんが、枠内シュート率が高い選手だと思います。
彼はフリーキックも蹴れますし、家長不在の穴を十分に埋める存在になるでしょう。
あと、大宮は横谷が不在でしたね。
その辺りも、大宮にとっては痛かったと思います。