鹿島アントラーズの優勝がもたらしたもの | FOOTBALL IS MY LIFE

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川崎フロンターレのサポーターです。

鹿島アントラーズがリーグ優勝をしました。
今回のアントラーズの優勝、自分としては好意的に受け止めています。
何故かと言えば、このイカサマ下克上タイトルの獲得により、「二度と2ステージ制を復活させてはならない」という機運が高まったからです。
今回の鹿島アントラーズの優勝で、Jリーグ側は2ステージ制を復活できなくなったのです。
それこそが、ここ2年間に渡って採用された2ステージ制の最大の功労であり成果だと思います。

年間勝ち点1位は浦和が獲得しました。
従って「優勝は浦和レッズが相応しい」という意見が散見されます。
本当に浦和レッズが相応しいのでしょうか?

浦和、鹿島、川崎の3チームの中で、年間勝ち点1位に最も拘っていたのは浦和だったように思います。
一方、川崎と鹿島はどうだったでしょうか?
川崎フロンターレは、リーグ戦の終盤に、ケガ人を無理させない方針を選択しました。
そして、長谷川や三好といった新しい戦力を試しています。
フロンターレは、年間勝ち点よりもCSでの勝利を強く優先したように感じました。
それは大久保嘉人のコメントからも読み取れます。
CSに備え、川崎と鹿島がリーグ戦でのラストスパートを怠ったとも言えます。

一方、浦和レッズはどうだったでしょう?
サポーターの「年間勝ち点1位は覚悟と情熱で掴み取ろう」というスローガンのもと、この目標に一点集中していたように感じます。
何が何でも年間勝ち点1位…
何が何でも年間勝ち点1位…
何が何でも年間勝ち点1位…

年間勝ち点1位に強く拘った浦和。
CSでの勝利を優先しながらCS初戦で敗退した川崎。
一発勝負に長け、狙い通りCSに勝利した鹿島。

私の感想は「今年はリーグチャンピオンが不在」ということです。

3チームそれぞれがリーグ優勝を目指しながら、細かな部分で各チームの目標が異なっていたように感じました。
そんな最低最悪の2ステージ制が終了し、2017年シーズンから再び1ステージ制になります。
また、真のリーグ戦が復活するとなると、それはそれは楽しみでしかありません。