今日は初めての「お茶会」に行ってきました。
母の同級生が煎茶をずっと続けていて、お免状をもっているほど。
その方が去年ロンドンに来てくれた時「お茶会に是非来て!」
と言われていて、今回やっと実現!
場所は静岡市内にある駿府公園のお堀の中にある「紅葉山庭園茶室」!
ほんとのお茶室でのお茶の席!
↑「煎茶道 静山流」。今年創流30周年記念ですって。
お呼ばれされた私達は、着物じゃなくてもOKとのことだったので、
洋服で行ったけれど、会場にはやっぱりお着物着てる人が多かった。
お茶をいただく前に、「香道」といって、昔の遊びのひとつで、
始めに基本のお香の香りをいくつかかいで、その後にでてくる
お香が、基本の香りの何番目のものか当てる遊びに挑戦。
お香は部屋で焚くスティックタイプやコーン型ではもちろんなく、
ほんとの香木!和の、やさしい、い~い香り
独特の嗅ぎ方みたいのがあって、見よう見まねでやってみた。
そして、お香のお遊びが終わると、いよいよお茶席へ。
来客者が多く、8畳くらいの茶室に15,6人くらいが壁に沿って座った。
お茶はお抹茶ではなくお煎茶で、お点前していただいた湯のみを
手でまわす必要がなかったり、思ってたよりもお作法は簡単だった。
お茶は小さな湯のみにほんの少し注がれているだけで、しかも
いつも飲むお茶よりぬるくて、「へ~、こんなもんなんだ」という感じ。
しかもそのお茶が、しょっぱいような(母いわく「味の素のような味」!
まさにそんな感じ!)なのです、これが本来のお茶のうまみ成分?だとか。
それはさておき!なにがいいかって、一緒に出てくるお茶菓子!!
これを楽しみに来る人もいるみたい。
一人一人に芸術作品のようなお茶菓子が出される。見た目も味もスバラシイ!
1つめの席では、ねりきりといって、カラフルなあんで一つずつ手作りされた
お茶菓子をいただき、別室でいただいたお茶席では、和三盆の中にこしあんが
入ったものを型押ししたものをパクリ!おいしかったな~
↑お茶室入り口。
長いあいだの正座や、お茶室からしずかに庭園を眺めたり、
着物のにおいをかいだり、お懐紙に和菓子をとって、専用の楊枝を使って
お上品にいただいたり、日常と違った時間を味わって、
とってもいい経験になった。スローライフな日曜だ。
日本伝統のお茶の席にお呼ばれされて、私もなにか伝統的な習い事を
したいなー、と思ってしまったミーハーな私でした。(^_^;)
・・・でも、正座しなくていいものがいいな♪(ってそんなのないか)
↑記念品でいただいたのは、金箔入りのお懐紙!
中身が厚い祝儀袋に見えるカナ。