漢方の学校での資格試験が迫っているのに、暑さのせいだなんだかんだとここ数週間は勉強する気になれずにおりました。

涼を求めテキストを携え喫茶店に行くも人間観察をしたり、携帯をいじったりしてしまいなかなか本腰が入らなくて。
覚えなくてはならないことはたくさんあるのに、ひとつ覚えるとひとつ忘れるところてん方式で遅々として進まず。

合格ラインは人数ではなく点数で設定されているので、ちゃんと点数が取ることができれば問題ないのですがにわかに雲行きが怪しいです。

受験資格は来年まであるし、今回はまぁ落ちてもいいかな~なんて思いつつも受験だけはしようと申し込み用紙をFAXにて送信いたしました。

そもそも試験の申し込みがこのご時世にFAXという前時代的なものであったので漢方の漢方たるゆえんの頑固さを感じ、崩し難い牙城だわぁ、と気後れして勉強に身が入らなかったのよねぇ、と大げさな言い訳をしてみたり・・・

しかし、そのFAX送信にて後日事件が起きてしまいました。

試験の申し込み期間は2ヶ月もあったにもかかわらず、最終日に我が家の裏にある友人の会社の事務所(本社にする予定がいろいろあり、引越しが大幅に遅れているため郵便物の管理兼お掃除を任されているのです)からFAXを送りました。

そして2日後に再び郵便物チェックに行くとなにやらFAXが届いていたので、ぺろっとめくってみると

「FAX未送信レポート」

の表書きとともに試験の申し込み書のコピーが・・・

引きゆく血の気。
滲み出すイヤな汗。
体温も下がっている気もしてきて。
やばいよ、と声に出すもお腹に力が入らない・・・

慌てて学校に電話すると締め切りを過ぎてますから、とにべもなく。。

確かにFAXが送られたか最後まで確認しなかった私も悪いけれど未送信レポートも証拠として提出しますから!と交渉しつつ、こうなったら泣き落とししかないかな、と姑息な手段に出ようとした矢先
「わかりました。今回だけですよ。」と!

神よ・・・!

後日、友人にこの一連の事件を

「やっぱりさ、人間対人間だもの。こう懸命さや誠意って通じるよねっ!」

と鼻息荒く、したり顔で語ったら

「違う違う。やらなくてはならないことは後手に回すべからずってことでしょ!」

加えてそんなの懸命とか誠意とかと全然違うからね、と言われました。

確かに。

ふむふむ。
持つべきものは冷静な友だね、と言ったら

「あのさ、いつもママのこと天然だとか間が抜けてるとか言うけど、あなた自覚がないみたいだけど似てるとこあるからね。」

・・・衝撃的。
でも、反論の余地なし。

というわけで、すったもんだの後にこぎ着けられた試験。
落ちるわけにはいかないわ!とやっとこお尻に火が点いたのであります。

わーいわーい、やる気スイッチ入ったぞ~っと!(←凝りてない)