能力の要素分解 | カスの悪あがき

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能力ってなんだろうとふと考えてみた。

「能力を高めなければ~」とか「能力不足だから~」とかよく口にする人がいるけど、"能力"って曖昧な言葉だと思う。

本を読みまくったり、有名講師の講義を聞いたりすればなんとなく能力は高まりそうだけど、もっと具体化して考えないと、実際になんの能力がどれくらい高まったのかとか、その能力はどれくらい必要だったのかがわかりづらい。


だから、“能力”ってやつを要素分解してみた。



能力={(ベーシック+オリジナリティ)×グローバル}×体力

ベーシック=思考力+基礎学力
思考力=論理的思考+仮説思考
基礎学力=読解力+数学処理能力

オリジナリティ=専門性+パーソナリティ
専門性=スキル×知識
パーソナリティ=マインドセット×外観
マインドセット=後天的性格×先天的性格

グローバル=言語能力×文化理解力
言語能力=言語習熟レベル×言語数
文化理解力=母国文化理解度×他国文化理解度

体力=行動体力+防衛体力+資金力


*参照URL http://www.super-k.com/training/tairyoku.html






勝手なイメージだけど、東大はベーシック能力が日本一。
SFCはオリジナリティ能力に力を入れている。
グローバルはICUや上智辺りが強いんじゃないかな。
↑適当









就職活動でもこのフレームワークを使えば、どのフェーズで何を選考されているのか整理できる。(就活経験してないからあくまで仮説ですが)





書類(学歴)、webテスト⇒基礎学力

ES、1次面接(質問に対してちゃんと論理的に答えられるか)⇒思考力

相手がどんな意図で質問をして、どんな回答を求めているのかを仮設立てて論理的かつシンプルに答えられるかどうかを見ている。

2,3次面接(うちの会社で何ができるか、これまでに何をしてきたか)⇒オリジナリティ

会社で求めている人材にマッチした人間であるかを見ている。エンジニアでない場合、GDやケーススタディ、過去の経験を話してもらうなどで、能力や人間性を計る。

最終面接(うちの企業文化、職種に適した学生か)⇒マインドセットの最終確認

企業目標に向かって共に進んで行けるかを見られる。
企業理念・文化とマインドセットの間に大幅なギャップが無い限り通るでしょう。



体力やグローバル能力を求めるかどうかは企業の職種次第。
商社や外資コンサルだったら当然必要でしょう。







ここまで変数が多いと能力ってなかなか比較できないよね。
企業の人事採用が難しいわけだ。





それに加え、能力ってやつは、“どこ”で“なに”をやるかといった「環境」に依存すると思う。
どんなに会計知識を持っていて経理として経験豊富だったとしても、営業としては能力を発揮できないかもしれない。
どんなにロジカルで経験も豊富でキレキレだとしても、英語が話せなければ海外では働けない。
どんなに経験がなくて人間性もダメダメだったとしても、歌が上手くて綺麗ならアイドルや歌手として成功できる。


(能力+人脈)×適性度=生み出せる価値


こんな感じかな?
人脈も自分の環境との適性があれば大きな価値を生み出せる。









現状、どんなフィールドなら自分は活躍できるか?
国内なのか?海外なのか?都心なのか?地方なのか?

なにをやる仕事なら通用するのか?
エグゼクティブなのか、営業なのか、それともイベント企画やデザイナーなのか?



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現状と理想像を整理してみて、現在の能力では将来やりたいことに向けてどの能力がどれくらい不足しているかを認識することが自己実現への第一歩だと思う。
そしたらおのずと今身につけるべきスキル、経験が明確になり、次のアクションを起こしやすくなる。







一概に「あの人は優秀だ」とか聞くと今まで何か違和感があった。
それよりも「あの人は自分の適正を知っている」の方がしっくりくるかと。
多くの企業から内定を貰える学生は能力が高いのではなく、汎用性の高い能力を持っているだけだと思う。







以上、海外を旅する大学生の暇つぶしでした。