こんにちは!フレンドハウスです。
木育プログラム目的は、それをきっかけにして、
参加者が自身のライフスタイルを森や木を上手に生かしたものに変えていくこと、
つまり行動を促すことです。
それにはやはり、参加者自身が発見し、気付き、納得することが大切です。
そのため、手法としては三つ目の参加型の伝え方が主となり、
プログラムを進行する木育マイスターは
促進者(ファシリテーター)の立場が求められます。
参加者にあった課題を設定し、好奇心を引き出し、興味が尽きないよう助言をし、
道具や情報などをさりげなく用意しておくことが大切です。
また、「待つ」「見守る」ということも求められます。
あくまでも、学習の主体は参加者であることを忘れずに、
与えすぎ、教えすぎないように努めましょう。
参加型・体験学習は、とても時間がかかります。
また、多様な気付きを促す半面、必ず伝えたいことがあるときは不便です。
効率よく、何かを伝えたいとき
(全員があるレベルまでには到達していないとプログラムが進行できないなど)には、
やはり講義(レクチャー)が必要です。
自然観察などでは双方向型のインタープリテーションという手法がよく用いられます。
自然と参加者の間に入り、自然からのメッセージを質問や投げかけを使いながら
参加者との交流の中で一緒に解き明かしていくやり方です。
これは木育プログラムでも、森林や木材の解説には有効な方法です。
しかし、木や自然についてあまり知らない参加者にとって
双方向型(質問を受けること)は、苦痛のときもあります。
そのときは、最初の講義型でヒントを与えると良いと思います。
このように3つの手法の利点を活かしうまく組み合わせていくことが、
限られた時間で最大の効果を生み出すコツといえます。