口減少社会の展望等に関する著書がベストセラーとなっている今注目のジャーナリスト、河合雅司さんが講演されるとのことで清水町に出掛けてきました。

※参加させてくださった阿部町長と前田さんはじめ清水町職員の皆さんにこの場をお借りしてお礼申し上げます。

 

 

ちづくりに少しでも関心のある人には知っておいてほしいので、情報共有します。

 

ポイントは3つ。

 

1.高齢化は「ただ高齢者が増える」だけではないということ=超高齢+1人暮らし+貧困の高齢者の増加。

2.あらゆる業態で社会の担い手が激減=経済の基盤である物流人材減少が特に致命的。

3.戦後成功モデル(市場拡大前提モデル)の破綻。

 

戦略的に縮まねば、未来は暗いものになりそうです。

 

こで最低限必要と思われる3つの方策。

 

Ⅰ.効率的福祉サービス共有のための地域内移住の推進(冬場は中心部で暮らす等)。

Ⅱ.自治体の枠組みからの脱却。

 ▽セカンド市民制度=関係人口拡大。

 ▽フルセット主義の見直し=一つのマチで全部を欲しがらない。

Ⅲ.“異質の街”づくりの徹底=わがマチらしさの追求。

 

口減少と超少子高齢化は、例えるならば生活習慣病、中でも糖尿病のようなものだと考えます。

 

自覚症状はないれけれども、徐々に身体機能が侵されていきます。合併症を発症するまでになると、様々な生活制限が生じます。ただ、早期に見つけて正しい知識で対処すれば、病気と上手に付き合って普通に暮らすことも可能です。

 

不可欠なのは、

「やれることは自分で」

「お互い様の精神で」

「全体の利益を求めて」

 

めて確信できました。

 

中札内村の目指す「美しく・健康で・文化的な村」は、これから迎える未来にしっかり適応できると。

10年先、20年先を見据えて。

 

その基本スキルとなる周囲への感謝と笑顔。

これからも忘れることなく。