根気

一つ一つ 大切にレッスンしていき
一つ一つ 丁寧に根気よく覚えて

なるほど.....。
うーん。
そうだったのか~。

忘れちゃったら
繰り返し繰り返し 覚えればいいんです。

魔法のように、すぐにはできません。

「先生は信じられないくらい根気がありますね。」
と言われるくらい頑張ってください。

1番大切なのは、根気かもしれません。

教える先生の方がカリカリして、こわい声を出すと
怯えさせてしまうだけです。

何度も繰り返すのは根気と忍耐ですが

つい、イライラしてしまうのは
おもしろがる気持ちの欠如です。

工夫が足りないのです。

先生も教わる側もどちらも、
大変なことにチャレンジする時は
たくさんのアイディアを必要とします。

そこが
先生の力の見せどころなのです。

先生に大切なのも、根気なのです。
それを支えるのはおもしろがる気持ちです。

思い立ったが吉日

胸がドキドキしました。

ちょっと心配でおどおどしています。
「今から指が動くかしら。音符が覚えられるかしら。」

私は７２歳です。

音符は読めないし、リズム感にも自信なし。
ドアを開けるには、勇気がいりました。
覚えは悪くなっているし、
手先は不器用なのです。
自信なんてありません。

でも
膨らんでいた夢は
心の中にいっぱいでした。

『思い立ったが吉日』

これでいいんです。


善光寺参道で食べれる蓮の花コーンのソフトクリーム。

音符と豆知識

人生百年となった現代。
九十代になっても、元気にピアノを弾いている
おじいちゃん、おばあちゃんが
増えていらっしゃいます。

「音符が読めないんです」
「リズムがとれません」

不安だらけだった７０代の新入生が今年、
レッスン歴　１０年となり８０代なのです。

十年のあいだには、大病もして、力なく
ピアノどころではない日々もありました。

でも、もう一度、ピアノを弾きたい！

と思う気持ちが、大きな山を乗り越え、
さらに元気を取り戻して、
90代目指して頑張るパワーとなって、、、
はりきっていらっしゃいます。

生きるための力は　自分で湧かせる　ということも

力強く感じさせられます。

音楽の持つ不思議な魅力と
ピアノの何とも言えない美しさに魅せられて
小さな喜びが、
人生を支える大きな喜びとなり

原動力となっているようです。

本ブログは、楽しいレッスンのための豆知識として、
役立つことを願って書いた原稿をもとに始めることにしました。

楽しいレッスンのアイディアがどんどんわいて、
ピアノを始めてよかった、教えてよかったと
喜べる瞬間が多くなることを願います。

そして、人生そのものが楽しく豊かになったと、

生涯、ピアノを宝物にしていただきたいものです。

憧れ

ピアノに憧れて
ピアノを弾きことを夢見ていた
たくさんの弟子たちとの出会いの中から

より音楽をふくらませ
ピアノを楽しんでいただくための教本作りを考えました。

毎日の練習が楽しく続けられ、
先生とのレッスンが充実したかけがえのない大切な時間となりますよう
一ページ、一音に工夫がなされています。
十本の指を楽に動かして
心はずませ、楽しい気分が
どんどん湧いてきますように、、、、、、。

そして、日本の美しい自然、四季折々の叙情を
ふくらませることで
心の中と音がとけあって
感動できることに気づきました。

いつか見た海。
美しい夕焼け。



可愛いメロディーや思い出が、

すこしずつよみがえり、さらに深い感慨となって。
明日へのエネルギーに変わります。

病気であっても、心は元気があり得るのです。

思いは全てを克服する。

という現実にいつも励まされています。

「ピアノを弾くことが、生きている喜びです。」

と、おっしゃった弟子に支えられています。

音は、その人そのものです。

六十の手習いであっても、
七十の手習いであっても、
八十の手習いであっても、 いいんです。

一から始められることの嬉しさは
信じられないくらい純粋なものです。

はじめに

エリー先生のブログhttp://ameblo.jp/freudepiano/より

信州、善光寺の近くで
おじいちゃん おばちゃんのための
ピアノ教室を始めて15年がすぎました。

ピアノを弾くことに 憧れて
長い間
夢を膨らませていた方が
とてもたくさんいらっしゃいます。

できるかしら。
やってみたいなあ、、

戸惑いの繰り返しの中から

おもしろそう。
いいなあ～

に変わるまでが
ちょっと勇気がいるようです。

<おじいちゃん おばあちゃんのための>
という言葉に、
気楽さを感じ、扉を開けるきっかけとなりました。

出会いは財産です。

このブログは、長期にわたって書籍化を目指して先生が書き溜めた原稿をあえてブログ形式で配信することで
皆様に読んでいただいて身近に感じてもらおうという思いで始めることにしました。
書籍化の夢もまだその先にあります。

それでは毎週土曜日に更新していきますので、よろしくお願いいたします。

エリー先生の娘、mimmi