今朝、ルイ君一家は北海道に向かいました。

 

いつものごとく、予約したタクシーを15分位待たせて羽田空港へ。いつもパパの用意が遅れるのです。旅の荷物は少ない方がスマートなのに、パパは何でも持って行かないと気がすまないのです。加えて、ルイ君は健常児よりは用意するものが多く、慎重なママはそれも多めに揃えるので、荷物が一杯です。

 

今日もスーツケース2個とキャリーバッグ、入り切らなかったコート類を入れた大きな布袋、3人に1個づつのリュックサック。それに遅れて走ってきたパパが手にしていたのはゴッツイ自分のコートとルイ君のレインコート。レインコート要る?

 

これだから、旅行は滞在型になります。ホテルを移動するとその度に荷造りが大変になるからです。荷物の多さを見て、私はちょっとイラッとしましたが、そうすることで夫婦が安心して旅行できるのなら、口出しはしません。(笑)初夏のような陽気の中、冬物をたくさん持って、出かけて行きました。

 

ルイ君も旅行を楽しみにしていて、ニコニコしていたので、見送ったあとホッとしていました。朝食を食べた後、娘の家に行き、洗濯機の中の洗濯が終わったものを取り出したり、台所に少しだけ残っていた洗い物とキッチンカウンターを片付け、冷蔵庫にある一週間はもたないだろうという果物や牛乳などを引き取ったり処分したりして、ルンバをかけてきました。

 

その時、札幌に着いたとママからラインが入っているのに気付きました。羽田空港で障害者割引の手続きに時間がかかっているうちに、待っているルイ君の機嫌が悪くなり、飛行機になかなか乗ろうとしなかったとか。結局は乱暴に飛行機に走り込んだそうで、乗ってからもなかなか座れなかったりで、出発が少し遅れたのは自分たちのせいだろうと、すごく落ち込んでいました。
 

最近、休みのたびに飛行機に乗っているのは、そのうちルイ君をパリに連れて行くための練習をしているんです。パパもママも、ルイ君が6歳半まで住んでいたパリのお家にいずれは連れて行ってあげたいのです。最近は落ち着いて乗っていたので安心していたのですが(勿論、両親は付きっきりでルイ君の相手をしたり、様子を見たりしていましたが)、今回は乗る前に騒いでしまいました。

 

春休みになって、ずっと機嫌のよいルイ君だったので、ママもすっかり明るくなって、タクシーに乗る時は皆が上機嫌だったのに。空港でのことがショックで落ち込んでいるママのことを思うと可哀想で、私も気が重くなりました。

 

障害者に対しては周りの理解もお願いしたいけれど、だからと言って、旅行を楽しみにしている方の妨げをしてもいいとは、私達は決して思っていません。なので、尚更落ち込んでしまいます。ママは今日は手続きに時間がかかったけど、普段は優先的に先に乗せてもらえるので、もっと早く空港に行くようにすると反省していました。

 

せっかちなルイ君は待たされるのが嫌だったんじゃないのかな?飛行機を降りてからは機嫌よく過ごしているそうです。起きてしまったことはしかたないので、これからは切り替えて、旅行を楽しんでほしいと思います。

 

さて、次女の方は猫ちゃんを無事に連れて帰りました。

 

早速、スマホのビデオ通話で見せてもらいました。お婿さんも娘以上にすっかり気に入って、棒の先から垂らしたおもちゃで遊ばせていました。次女も「彼がこんなにかわいがるので嬉しい。彼が本当に優しい人でよかった」と言ってました。はい、ご馳走さまでした。