「ハートブレイク・リッジ」
クリント・イーストウッドの主演。鬼軍曹が海兵隊のやる気のない若者を鍛え上げる話。鬼軍曹役のクリント・イーストウッドがこれまで見た映画の中で一番素敵に見えた。退役寸前の年代でありながら、引き締まった体、素早い動き、連戦で刻まれた傷のある精悍な顔。内容はある意味ありきたりかもしれないが、とにかく彼が素敵だった。
「怪しい彼女」
これは勝手に録画されていた映画。タイトルからしてみたい気にはならなかったが、でも、どんなのか、始めだけでも、と思って見始めたら、面白かった。おばあさんが不思議な写真館で写真を撮ってもらうと、外見が20歳位に若返った。戦災孤児だったおばあさんは子供が小さい時に夫を亡くし、一人で必死に子供を育て生きてきたので、20歳の時は苦労ばかりだった。なので、今度は好きなように若い時代を生きるチャンスをもらえたのだ。
なんとなく、私がよく読んでいる原田ひ子さんが書きそうなドラマだなと思った。おばあさんは倍賞美津子が、20歳のころは多部未華子が演じ、二人とも上手いなあと思った。後味もいい映画だった。
「MIU404」 星野源/綾野剛
「未満警察ミッドナイトランナー」中島健人/平野紫耀
両方ともW主演で、「MIU404」は「警視庁刑事部・第4機動捜査隊」の2人が、「未満警察ミッドナイトランナー」は警察学校の2人の学生が、毎回事件に巻き込まれ、解決を目指すドラマ。
「今日から俺は」もそうだけど、主役が2人だと、1人の場合と比べ、自問自答よりは2人でアイディアを出せるし、個性も2倍出せるから、脚本的には面白く書けるのかな?ありきたりなところもあるんだけど、W主役たちの人間的な温かさも描かれているので、このドラマは割と気に入っている。
そして、塀を飛び越えたり、全力で走ったりと、若者が頑張るシーンが好きだ。アクションものは全く興味が無かったのに、年齢と共に私の嗜好が変わってきたのかな?
「半沢直樹」も見ているけれど、評判が凄すぎて・・・。大銀行には出世がらみの人事を気にする人間ばかりなの?皆が次期頭取の機嫌を取りたいと思っているの?「土下座して謝れ」なんて、時代に合っていないのでは?と思うけれど、さて、銀行からはクレームが来ないのでしょうか?
こうして、今年の夏休みは過ぎて行きました。(実際は毎日が日曜日の私ですが・・・)