中小企業福祉事業団 28年度助成金セミナー | 新労社 おりおりの記

中小企業福祉事業団 28年度助成金セミナー

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今年度の本格的な法改正セミナー、第1弾です。5月中旬は、完全ではないものの、"成熟"した情報が出まわる時期です。今年度のセミナーは以下のような特徴がありました。


・私は、レジュメや板書以外、資料など「展示」もするのですが、その量が例年より多い。

・助成金の「構造」を話すだけで結構時間を取る。


というところです。


「展示」とは下画像のようなものです。講義の合間に『このように出ていますね。』と強調し、セミナーにメリハリを与えるために置くのですが、用意したスペースに全部置き切れない感じでした。


アプローチ・ブックも、どうも全体と教育だけでは足りない感じでしたね。それだけ当局はイイ資料を出してくれているのですが、それだけ量も多くなっているのです。助成金ごとに独自のルールが増えたからです。



また、「助成金の構造」ですが、これは、例えばキャリア形成促進助成金は「教育の助成金だ」という定義のことですね。それが一筋縄ではいかなくなっている感じです。「制度導入コース」が加わりましたからね。「制度の助成金」ということになると、職場定着支援助成金、職場意識改善助成金その他、思い浮かべるモノも多いのですが、このことは、助成金の分類がより多様化していることを示しています。


助成金を分かりやすく話すコツは、数多い種類をいかに分類するか、自分なりに定義づけるにあるのです。「教育の助成金」「育児介護の助成金」といって、何をすればもらえるのか?というところを端的に伝えるところから、助成金のプレゼンは始まります。その「分類」がややこしくなりました。


人事の助成金といっても、教育といっても、いくつもあるよ、どういう教育を、どういう育児の形態を助成金の対象にするか、というところに、コンサルの妙味がありそうですね。まだまだ気づかれていないことも多いのです。



講義自体は、助成金の要件にかかわる"いろいろな"コンサルに触れているうちに時間不足になり、5分オーバーで終わりました。また上画像のような東京都の助成金にもあまり触れられない感じでした。執筆でも、「東京だけのようなローカル」は外してくれと言われることが多いのですが、セミナーではそれもしっかり触れなくてはなりませんね。


社会は多様化していますが、助成金の世界も多様化し、コンサルの種類をよりアタマに多く入れねばならない時代に来たかと思います。