中企団 助成金1日実務 セミナー | 新労社 おりおりの記

中企団 助成金1日実務 セミナー

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中小企業福祉事業団


6種類の雇用関係助成金について、6時間かけて実務を話させていただきました。パンフでは5種類ですが、1個加えたのです。助成金の実務とは以下のようなものです。


・書類集め

・その書類づくりにかかるいろいろな制約のクリア


のことです。その前に要件を確かめるという重要な作業があるのですが、これは実務ではなくコンサルの部類です。書類を作るコトを狭義の実務とするならば、要件については重なることもあります。要件全部をやると実際に手を動かす実務をやるには時間がなくなるので、書類を中心に考えるということになります。



いずれの助成金も、計画→申請という進み方なのですが、それぞれの助成金で注意すべき書面は違ってきます。計画は取り敢えずでよくて、審査から支給申請が大変という助成金、その反対、計画がしんどくて、支給申請はトントン拍子という助成金、計画の代わりにプランナーが伺う、あるいは計画は事業主の決意表明というものもあります。


書面の内容も、基本は事業所の所番地なのですが、期間をさりげなく書いたり、離職率の計算をするところだったり、キモの部分はごく限られているのです。書類というのは嫌がる人も多いのですが、キモはほんの少しで、後は決まりきったデータです。そこが単調な所以でもありますけれどね。


また一番厄介なのは、要件にあるが提出しなくていい書面でしょうね。これは油断して作らないで調査を迎えてしまい、墓穴を掘る危険性があります。教育訓練のカリキュラムなどもそのクチでしょう。




キャリア形成、キャリアアップ、企業内人材育成の3助成金は、時間を取るのである程度急ぎましたところ、時間が余ってしまい、職場意識、育休プラン、さらに質問に答える形で定時5分前に終わらせました。
いつもの助成金セミナーですと、逆のパターンなのですが、ややマイナーな助成金からやってみるのも手かなと思いました。


セミナー後は実務の質問も多々ありました。細かいところもありましたが、キャリアアップ系の質問がだいぶ多かったですね。この助成金は比較的容易に取り組めるというのもありますので、深い疑問も増えるのです。ただ新しい助成金の息吹も、聞こえてきているので、そちらもやっていただきたいところです。