市販薬の箱に書かれてる効果・効能って… | 薬剤師Kazuhiroのブログ

薬剤師Kazuhiroのブログ

当ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。
薬をはじめとした医療に関する事、健康に関する事、また薬剤師という仕事についての紹介や個人的な意見なども書いております。
当ブログでの内容はあくまで一個人の見解であることはご了承ください。


テーマ:
フリー薬剤師のKAZUHIROですニコニコ

※今回は途中から愚痴っぽくなりますあせる


今回はドラッグストアでお客さんからよく聞かれる事シリーズひらめき電球


市販の薬を買うと、箱の正面には大々的に「のどの痛みに」とか「発熱に」「頭痛、生理痛に」とか書いてあります。

photo:01




photo:02



ドラッグストアで働いていると、お客さんから

「これって、ここに書いてあるやつしか効かないのはてなマーク」とか

「ここに書いてある症状によく効くのはてなマーク」とか

よく聞かれます。


主に箱の正面に書いてあるのは

メーカーさんが「この薬はこれが売りです!!」って事が書かれています!!

もちろん「のどの痛み、発熱に」と書いてある風邪薬なら、のどの痛みや発熱によく効く成分が入っていたり、他の風邪薬ではなかなか入っていないのどの痛みに効く薬が入っていたりしますビックリマーク


でも中には違うメーカーの風邪薬でも全く同じ成分配合のものもありますが、それぞれ「のどの痛み、発熱に」と書いてあるものもあれば「発熱、せきに」と書いてあるものもありますひらめき電球


この辺り、市販薬では成分ごとに箱に表記できる「効き目」は定められていて、あとはメーカーさんが選んで使えるようですビックリマーク

なので「箱の正面に書かれてる効き目は確かに強いが、書かれていない効き目が弱いとは限らない」というのが正しいのではないでしょうか!?

抽象的ですいませんあせる



そして薬の箱の裏に書いてあるこの表記ひらめき電球



photo:03



photo:04




正面にはその薬のもつ一部の効き目を選んで表記してもよいのですが、裏面にある「効果・効能」の所には、その薬のもつ法律で定められた効き目を全て表記しなくてはいけませんひらめき電球


この裏面、「前に書いてあるほど効果が強くて、後ろの方に書いてあるほど効果が弱い」という、都市伝説(?)があります。


これも正面に書いてある効き目と同じで、成分により書ける効き目が定められています。
そして裏面の「効果・効能」の部分には、成分により定められている効き目を全て表記しなければいけませんひらめき電球


しかし、裏面は全て書いてあれば順番はメーカーさんが決める事ができます。


これも、メーカーさんが薬ごとに「売り」にしたい効き目が前に書かれてる事が多いです。

もちろんメーカーさんも嘘は書きません。

でも同じ痛み止め成分を使った鎮痛剤でも、頭痛用の痛み止めとして売り出しているなら「頭痛、生理痛…」、生理痛用の痛み止めとして売り出すなら「生理痛、頭痛…」となります。
どちらも全く同じ成分でも、こんなケースもありますひらめき電球

でもこれも「順番が早いほど効き目が強いケースが多いが、後に書かれている効き目が弱いとは限らない」という事ですひらめき電球

メーカーさんが違えば同じ成分配合でも、正面に書かれている事が違ったり、裏面の順番が変わるってのは不親切な気もしますが、法律で定められている部分メーカーさんで決められる部分があり、あとは定められた中でメーカーさんが決める、って事を考えたらしょうがないのかもしれません。


でも一番混乱しちゃうのは患者さんですし、一部では『順番により効き目がちがう説』を「お医者さんから言われた」とか「ネットでみたらそう書いてあった」と言われてしまう薬剤師もツラかったりしますあせる


※ここから愚痴っぽくなりますm(_ _)mあせる


成分により「書ける内容」や「効き目は全部書かなきゃいけない」と定めるなら「順番」も統一して欲しいなぁと思います。

正面の効き目はまだしも、裏面はドラッグストアや薬局でトラブルの元です汗


※僕の経験談をひとつ

ドラッグストア勤務時代に、「腰痛」でみえたお客さんにとある痛み止めをお勧めしました。
(ドラッグストアの推奨薬ではあったが、たしかに市販では一番効く部類の薬)
でもその痛み止めの箱の裏面の効果・効能には「腰痛」は後ろの方に書いてありました。
そのお客さんが、かかりつけのお医者さんにその話をして薬の箱をみせたら「腰痛ってこんな後ろに書いてある薬、飲んでちゃダメだよ~」と言われて、後からお客さんに怒られた…とか。
その場合は、説明をしてご理解いただけて終わりましたが…



ネットで調べても「その薬の効き目は、裏面の効果・効能に書いてある順番で効く。後ろの方に書かれてある効果は弱い」ってのが、普通に書かれています。

「嘘ではないけど、そうとは限らないんだけど…う~んあせる
というのが本音です。


愚痴っぽくなってしまいすいませんあせる

まとめ
・市販薬の正面に書かれている効果は、その薬の売りであるが他の効果もある場合が多い。(詳しくは裏面の「効果・効能」を確認。)
・箱の裏面に書かれている効果・効能は順番が前にあるものは効果が高い。
でも後ろのほうにあるからといって効果が弱いとは限らない。
※裏面に「せき、鼻水、たん、発熱」と書いてあった場合、「せき」には効果が高いと思われます。しかし「発熱」には効果が弱いかといえばそうとは限らない。
結局、それぞれの成分によります。

以上、市販薬でお薬を買われる際の参考にしてくださいにひひ

※今回の表記に関する話は、製薬メーカーさんに問い合わせて確認した情報です。
※箱の表記がまぎらわしい市販の風邪薬によく入っている成分の分類は、このブログで近いうちに書きます。

Twitterやってます音譜
フォローよろしくお願いしますニコニコ

https://twitter.com/kazupharmacist

ペタしてね

読者登録してね

アメンバー募集中

自由な薬剤師 KAZUHIROさんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス