"それは"雨が振っていた。

 

雨がやんで10分ぐらいしてから、近くのコンビニ行くために右手に傘をもって左手には財布をもってジャージででかけた。

 

家を右に曲がってそのまま歩いていると、目の前に2匹の猫が。

 

近づいてみると、横断歩道に二匹いた。

親子かも。

 

その猫は私を見て、全然動かない。

 

魔法をかけられたみたいに固まったその猫は目だけを私を追いかけてピクリともしない。

ありがたいことに車も全く通らない。

 

街から人が消えたのかな。

猫を見ながらそうとも思った。

 

平凡な毎日に少し特別な日かもと私は思った。

 

なぜか私はその猫と10分間見つめ合った。

まるで、会話をしているかのように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は両親を無くしているから、もしかしてその生まれ変わりなのかなと思った。

お姉ちゃんとお兄ちゃんもいた。

だが、今は海外で仕事をしている"みたい。"

 

猫二匹がおにいちゃんとお姉ちゃんとにも見えた。

 

 

結局その猫二匹は私に挨拶もしてくれなかった。

10分も見つめ合ったのに。。

 

何故何も。

 

人と人が10分間も見つめ合うなんて恋人通し以外まずありえない。

 

猫は人間じゃないんだ。。

 

改めてそう思った雨上がりの出来事。。。