何なん?この絵?
コレは、仙厓さんという江戸時代のお坊さんが描いた絵です。
カエルが佇んでいるのを見ると、まるで坐禅みたいじゃないですか?
そこで仙厓さん。
カエルの絵を描いて
「座禅して 人の仏になるならば」
と、ト書きを添えました。
ふざけてんの?
違います!
どちらかというと、これはアイロニー。
崇高なフリして座禅して悟れるならば、
ずっと座禅の格好してるカエルはとっくに悟ってる。
カエルが悟りを開けるか!とでも思ってるのか?
お前、鏡見てみぃ。
カエルみたいな顔しとるで。
そういうメッセージがこもっているように思えます。
とにかく私は、この人のファンでして。
ユーモアと洒脱で、禅の考え方を表現されてる。
憧れのお坊さんなんです。
6月6日はカエルの日やっちゅう事で、仙厓のカエルを思い出した宵の入り。奇しくも梅雨入り。カエル大喜びでしょうね。

