掴み損ねた夢。
それは誰にだってあると思う。
志半ばに諦め、平凡な人生こそが幸せと言い聞かせ。
けど、それで本当に心は満たされているの?
いつの間にか、ぽっかりと空いてしまった心の穴。
それを埋めようと、馬鹿話に興じる。酒を飲む。体を重ねる。
一時の快楽が一瞬だけ、それを忘れさせてくれる。
けど、心の穴は空いたまま。塞がらない。
虚しさが募る。
顔で笑って心で泣く。心は泣いている。
涙で心がふやけてしまうくらい泣いても、何も変わらない。
泣いても泣いても、心の砂漠化を止められない。
止める方法はひとつ。
自分の心に正直に生きることだ。自分と向き合うことだ。
諦めなければいい。年齢なんて関係ない。
躓いたって転けたっていいじゃないか。
この世から去るまで、いくらでもチャンスはある。
諦めなければ、可能性はゼロにはならない。
人生は旅。行き先の決まっていない旅だ。
行き先を決めるのは自分自身だ。
自分を誤魔化しながら生きるのにピリオドを打て。
勇気を持って一歩踏み出せば人生の色は変わる。
明日の笑顔を作るのは自分自身なんだ。