心友 | 酒の友は我が友也

酒の友は我が友也

酒好きで女好きとの評判な筆者が、意外と適当じゃないことを綴るブログ。
きっと何か発見がある。たぶん、本を買うより安上がり。
合い言葉は、『愛だろ?愛』

人は親しくなればなるほど自分をさらけ出す。
それは我が儘とも言える。甘えでもある。
結果、嫌なものを目にすることもある。
けど、それは心を許しているから。
そう思うと嬉しく感じる。

笑い、泣き、喜び、怒り。
人はそれらを抑えることを学ぶ。
そして、いつしか本気で笑えなくなる。
本気で怒れなくなる。本気で喜べなくなる。
哀しみの感情だけが肥大化する。

「相手の立場を考慮する」
それは確かに大人にしてみれば当然のことだ。
しかし、それを気にしすぎて、自分を殺してしまっているなら…。
きっと心は泣き叫んでいるに違いない。
そして、いつか行き場のない涙で、ダムが崩壊するだろう。

子供のように感情を表に出す。
それは衝突もある。喧嘩もするだろう。
けど、本音をぶつけられない相手に、どれ程の価値があるだろうか。
気を遣ってばかりでは、心が疲弊するだろう。
だから、本音をぶつければいい。

そこで関係が終わるなら、そこまでの縁だ。
大切にするのと、大切にし過ぎるのは似て非なる。
卑屈になるな。媚びを売るな。自分に正直に生きろ。
けど、相手を敬うことも忘れるな。

「つかず離れずが恋の術」だとしても。
現実から目を背け関係を保つことに、意味があるとは思えない。
互いに本音をぶつけ合っても、翌朝には笑顔で接する。
相手を如何に許容出来るかが本物の愛だ。絆だ。

これは異性に限ったことではない。
本音をぶつけ合える相手は、心友に値する。
そういう相手は、滅多に出てこないだろうから、
本音でぶつかりつつも、大事にした方がいい。
心友は一生の宝だと思うから。