一か月くらい前の話になりますが、
子供たちの学校で、
マラソン大会がありました。
親も応援に来ることができるので、
両親そろって応援にくる家庭も多く、
とてもにぎわいます。
一年に一回、
親も子も、結構気合の入るイベント、
という位置づけだと思います。
そこでの話です。
息子と同じ学年の男の子で、
とても足の速い子がいます。
息子の学年のレースが終わり、
応援に来た他のお母さん達と一緒に、
立ち話をしていた時に、
その子のお母さんが来ました。
そのお母さんに、誰かが、
「〇〇君、今年も早かったね!」
と言いました。
するとお母さんは、
「ん~でもね、結果に満足してない。」
と答えました。
「〇〇君、そんな上位でも、満足しないんだ!」
(ハイレベルですごいね、というニュアンスで)
とまた誰かのお母さんが言うと、
足の速い子のお母さんは、
なんと、
「いや、私が満足してないの」
と答えたのです。
思わず、
ギョエーーーーー
と心の中で震え上がった私は、
ヤワなんでしょうか。
もっといいご褒美を約束すれば、
もっといい結果だったのかな~
というようなことも、続けて言っていました。
いや~、世の中、
やっぱり価値観は色々だなぁ~
と思わされる出来事でした。
私自身、
子供たちが何かに挑戦する時に
順位を意識させる、という事がないので、
真新しいものに触れた気がしました。
私の場合は、基本、
何番でもいいし、結果はどうでもいいから、
最後まで力を抜かずに頑張る事、
自分なりのベストを尽くすこと、
というスタンスです。
(そういう風に話します)
男の子育児だし、
それくらい、ビシバシと
おしりを叩いて上を目指させるのも
一つの方法としてあるんだな~、
と思いつつ、
でも、
あの子が何かとけんかっ早くて
やたら行動も荒々しい、
と言われているのは(息子やママ友談)、
もしかして、お母さんの競争主義が
影響している、、、、??
なんて一瞬うっすら思ったりもしつつ、
やっぱりスポーツ系で強くなる子は、
みんなこのくらい鍛えられているのかな~
だからこそ、あの子はあんなに速くて、
うちの息子は、いまだかつて
上位に入ったことがないのかもしれない(笑)。
なんて事まで考えてみたり。
色々とわが身を振り返る機会になりました。
(無意識ですが、
息子と娘を比較してしまう事があり、
やっぱりそういうのって、
言葉の端々に出ちゃうと思うので)
みんな違って、みんないい、を前提に、
私もまだまだ、
親としては修行中の身なので、
色々あるやり方の中から、
吸収したり、考えたりしながら、
自分自身の在り方を、
常にアップデートしていきたいものです。