「描く夢になかなか近づかない理由」は、たぶんここ。 | 沖縄で語学と日仏バイリンガル教育と

沖縄で語学と日仏バイリンガル教育と

フランスで6年、東京で4年過ごしたのち、2020年8月に私の故郷(夫と出会った場所)沖縄に来ました。
2011年生まれの息子、2013年生まれの娘がいます。
2020年8月より、沖縄在住。
公立小+おうちフランス語で日仏バイリンガル育成中。

昨日、こんな出来事がありました。

 

 

外から帰ってくる途中の夫から、

メッセージがあって、

 

「買い物とかない?」

 

と聞かれました。

 

 

ちょうど、少し前に買い物に行って

「ひき肉買い忘れたー><」

と思っていた所だったので、

ナイス!と思い、

 

 

「ひき肉お願い。できれば
豚肉と牛肉のミックスのやつ」

 

 

と頼んだのですが、そうしたら、

 

「ややこしそうですね~がんばります」

 

という返事が返ってきて(笑)。

 

 

 

合いびき肉を頼むって、
ややこしい注文だったんだね~、
 

と、

新たな世界を知った気分でした(笑)。

 

 

 

その数分後、電話が鳴り、相手は夫。

 

 

お店の売り場から、

 

「ハンバーグ用のひき肉と

餃子用のひき肉、どっちなの?

量は何グラム?」

 

という質問の電話でした。

若干困惑した様子で(笑)。

 

 

私の中では、

なんとなく、

 

<トレーにまるっと入った

ひき肉のイメージ>

 

があって、

どれでもいいから、

その中から一つ、

取ってくればいいでしょう、

 

と内心思ったのですが、

 

 

「ひき肉買ってきて」だけだと、

頼まれたほうは、

どんな種類の何グラムを

買えばいいか分からなくて

困るんだな~、と思い、

 

 

えっとじゃぁ、ハンバーグ用で~

グラムはそうね~

300グラムくらいかな~

もうちょっと多くてもいいかなぁ~

 

という感じで答えたのですが、

電話を終えて、考えたんです。

 

 

 

自分以外の人に、

自分が思っている欲しいものを

キチンと伝えるって、

すごく多くの情報が必要なんだな、と。

 

 

同時に、

 

<自分が手に入れたいもの> を

 

的確に言語化するってのは、

結構難しいもんだな、と。

 

 

そこから転じて、

考えた事がありました。

 

 

よく、

 

「思い描いた事は現実になる」

 

のだから、

 

<理想とする状態を描きましょう>

 

と言われますが、

 

 

実際には、「それでうまくいかない」

という人もいると思います。

 

 

今回の件から考えると、

 

 

もしかして、

描いても実現しないという場合、

 

「欲しいもの」のイメージが、

実は自分でもはっきりしていない

 

のでは?

 

と。

 

 

例えば、コーチングのテーマで

よく出て来るのですが、

「転職」を例に話してみます。

 

 

 

「転職して、今より条件のいい

ところに移りたい」

 

という場合に、

 

 

その方の目標としている状態を

よりはっきり把握するために

色々質問していくのですが、

 

 

「条件のいい」って具体的に

どういうことですか?

 

 

と聞いてみると、

 

 

「自分が本当にやりたい事ができて、

お給料がもう少し上がって、

福利厚生が充実しているところ」

 

 

というくらいまでは出てくるのですが、

 

 

「自分が本当にやりたい事」って、

例えばどんな業務内容ですか?

 

 

と聞くと、案外スラスラ出てこない

ものなのです。

 

 

「お給料がもう少し上がる」って、

具体的に今の何パーセント

くらいをイメージしていますか?

 

 

 

「福利厚生」にも色々あるけど、

具体的にはどんなものがあったら

いいな~と思うのですか?

 

 

という質問に対しても、

 

「そうか、、、」という感じで

その場で考え込む、という例が多いです。

 

 

 

つまり、

 

 

欲しいものが自分の中で

はっきりしているつもりでも、

案外ぼんやりしている

 

という実態が

 

「なかなか状況がうまく運ばない」

 

の背景にあるのでは、と考えました。

 

 

コーチングを受けた後に、

急に物事が望む方向に進みだす、

という例をたくさん見ましたが、

その理由は、

 

 

それまでぼんやりふんわりしすぎて、

動き出すための原動力には

なりきれなかったものが、

 

 

ひとつひとつ細部まで具体的に

イメージし、自分の中に

「私が欲しいのはこれ!」と

はっきり落とし込む事が出来た事で、

エンジンがかかった、

というしくみなんだろうなぁ、、、

と、改めて納得しました。

 

 

<具体的にイメージする> って、

 

自分ができているのかどうなのか

自己判断しにくいところが、

落とし穴なのかも、、、

と今回の件で思いました。

 

 

「ひき肉が欲しい」

という願いを叶えるには、

 

どこそこのお店から、

どんな種類の肉を、

どのくらいの量欲しい、

 

と考えて決めて言葉にしないと、

それは手に入らないのです。

 

(こんな例えでアレですが、笑)

 

 

「語学力を上げたい」

という場合も、

 

いつくらいまでに、

どんな事が出来るようになって、

今はどの地点に居て、

そのギャップを埋めるためには

毎日どんな事をすればいいのか、

 

という所まで具体的に

考えていかなければ、

なかなか行動が続かない、

というのと一緒で。

 

 

つい最近読んだ記事にも、

 

言葉を通してイメージを明確化

できたものは、より強力に

潜在意識に刷り込まれるので、

叶うスピードが早くなる、

 

と脳科学の観点から論じられていて、

 

 

<具体的にイメージする>

という事について、

タイムリーに色々考えました。

 

 

 

まさか、

夫にひき肉を注文した結果、

こんな発見があるとは思いもよらず、

なんだかお得な体験でした(笑)。

 

 

ちなみに、無事入手したひき肉で、

おいしいタコライスを作りました♪

 

 

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