一つ前の記事に続いて、
コーチングモニターの感想を
紹介したいと思います。
※ 紹介する感想は、全て、
ブログ等への掲載許可を
もらっています。
Aさんからの感想です。
コーチングを受けてみようと思った
動機として、このように
書いてくださっていました。
語学コンサルを受講してみて、
また、メールのやり取りだけでしたが、
伝わってきました。
ムツミさんの言葉が自分の中に
すっと入ってきて、納得して
語学の勉強に取り組むことが
できましたし、結果を出すことも
できました。
なので、今人生で一番大きな悩みを
抱えていましたが、
この悩みについて話したら、
見つかりそうな気がして、
申し込みを頂いた時点で、
具体的に、どんな事に
悩んでいるのか、
書いてくださっていました。
簡単に言うと、
「人生の岐路」に立っている
ような状況でした。
内容を読んで率直に感じたのが、
「私に役が務まるのだろうか？」
という不安。
問題の深刻さに加え、
すでに一年以上もご自身の中で
考えて来られていて、
なお答えが出せていない問題
だという事が、
そんな気持ちを引き起こしました。
そこに私が介入する事で、
果たして一歩でも前進する、
ということが、あるのだろうか？
相手の方の貴重な時間と
エネルギーを使わせて、
結果得るものがなかった、、、
なんてことになってしまったら、、、
そんな思いが胸をかすめ、
引き受けてしまっていいものか、
どうしたものか、、、
自分なりにしばし考えました。
でも、同時に、心の奥で、
小さく、しかし確かにはっきりと、
感じる思いがありました。
人の可能性、能力を信じる、
というのが大前提だとしたら、
その不安、おかしくない？
と。
「私」は無力かもしれないけれど、
彼女には、ちゃんと＜力＞がある。
コーチングの力を借りる事で、
彼女は、彼女自身の力で、
何かヒントを見つけるのではないか？
いったんそう考え出したら
「そうだそうだ！」
という自分の中の声と共に、
みなぎるパワーを感じてきて、
最終的には「よし！」という
ドンとした気持ちで、
コーチングを引き受けました。
私自身が直接的な形で、
問題解決を手伝う事は、
おそらくできない。
だけど、彼女はちゃんと、
「自分の答え」を持っているはず。
私はそれを見つけるお手伝いを
するだけ。
そんな気持ちでセッションの日を
迎えました。
セッションが始まり、
ちょっとした世間話をし終え、
いよいよ本題に、、、と切り出した時、
驚く展開になりました。
「実は、答えが出ました」
とAさんはおっしゃいました。
コーチングのテーマになるはずだった
問題について、彼女なりの答えが
出てしまっていたのです。
一年も悩んでいて、なお答えが
出ない事ならば、
コーチングを受けたからといって、
視野こそ広がっても、
すぐにサクッと答えが出せるもの
ではないだろう、と思っていました。
それなのに、申し込みの日から
セッションの日まで、
3週間くらいあったでしょうか。
この期間に、コーチングも
受ける前に、答えが出てしまって
いたのです。
これはあくまで私の想像ですが、
コーチングに申し込んだ事で、
深い部分で「覚悟」のようなものが
固まり、それによって、
状況が動いたのかな、、、
と、考えました。
人が本来持つ「ポテンシャル」
というものを、
強く感じた気がしました。
結局セッションは、
「自分の答えを見つける」
というテーマではなく、
自分の決断について、
自分自身で納得しながら、
落とし込んでいくための時間、
として進んで行きました。
そのプロセスにおいて、Aさんは、
こんな風に感じて下さったようです。
自分の頭の中で考えていたことを
ムツミさんに話すことによって、
成長していることに気づきました。
なので自信を持って前に進んでいく
だけだと確信できました。
私の考えがまとまらないまま
ダラダラ話していても、
ムツミさんが「こういうことですね」と、
要点をまとめてくれるので、
整理されていく
という実感がありました。
この件を通して感じるのは、
コーチングの基本概念そのまんまで、
「人は皆、すでに自分にとって
ベストな答えを持っている」
ということ。
目の前にある問題が
どんなに深刻で、
どんなに複雑に見えて、
「自分ではどうしていいか分からない」
と思っていても、
「私はこうしたい」
という声は、ちゃんと自分の中に、
あるんだという事。
ただ、
色んな不安や細かい事情が
絡んでいるものだから、
答えを出す事を先延ばしに
したい、、、
とか、
今決めるのが怖い、、、
という無意識も手伝って、
視界が曇って見えなくなっている
かもしれない。
でも、
答えはちゃんと、ある。
そして、人は、
その決めた道に向かって、
歩んでいく力もちゃんとあるし、
更に言えば、
ここを乗り越えて、
その先の幸せを新たに
自分の手でつかんでいく力まで、
ちゃんとある。
そういう事を、彼女の件から
学ばせてもらった気がします。
私が無力かどうかなんて、
そもそも関係なかった。
それを改めて確認しました。
望む人生を歩むために
必要なものは、みんなちゃんと
それぞれに持っている。
私はその人の、ありのままの姿を
見せてあげるだけ。
手にしている可能性、能力に、
気づくお手伝いをするだけ。
それでいいんだ、と。
コーチングの本質について、
改めて考えるきっかけにも
なったような気がします。
Aさんの選択した道の先に
待ち受けている、
幸せに輝く未来。
それを確信して、セッションを
終えました。
人の持つ可能性を示してくれる
クライアントさんの存在を通して、
私自身もまた、
自分の中の可能性を、
信じられるようになる。
その間を繋いでくれている
「コーチング」というツールの
魅力に、益々惹かれていきます。
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