久しぶりに仏検1級に挑戦したのは昨年だった。

 

翻訳もやってきて、

難易度はそれほどでなくても、

通訳も仕事でやってきて、それなりに

経験も積んできたけれど、

 

仏検1級の問題には、なんだか重箱の

隅っこをつついたような、

 

平たく言うと、なんかもうやる気が失せる

問題が多くて、一度不合格になってから

ず~っと受けていなかった。

 

それでも、日本で仕事をしようとすると

どうしても

 

「資格は?」ということになる....もやもや

 

それで合格したいと思って挑戦したのが

フランス語の資格試験でもっともレベルが

高いDalf のC2の資格だった。

 

筆記試験と口頭試験を受けて

それぞれが50点満点。

 

試験の結果、この2つの合計が

50点以上で合格になるアセアセ

 

私がこの試験で狂喜乱舞したのは、

1級試験のように回答の文章を

上手くまとめて、「升目に書け」もやもや

のような問題がなかったからだ。

 

つまり、何を書いてもいい!!

というところがすこぶる嬉しかった....

 

なにせ、あの升目を見ただけで鳥肌が

立つくらい嫌だったからアセアセアセアセ

 

「なんで升目なん?」と何度思ったことか...

 

私は計画的に物事を進められる方ではなく、

なんとなく、その時の直感や目についた

何か空気みたいなものに惹かれてしまい、

きちきちっと試験勉強ができないタイプ。

 

だから、たぶん、優等生でなんでも

計画通りにきちんと進めていく人から見ると、

 

私などは”イライラ”の源泉のような人間で、

精神的に参らせてしまう....アセアセアセアセアセアセ

 

そう、まるで子供のような大人なのだ....

 

だから、

「どんな勉強したらC2に合格できるん?」と

訊かれると、

 

さっぱり答えられない....もやもやもやもやもやもや

 

ただ幸運にも、口頭試験がほぼ満点で、

それで合格できたようなものだった....

 

それでも、何がよかったのかはさっぱり....

 

去年の仏検1級の時は、とにかく

分かる問題は全問正解を心掛け、

1カ月前から日常の所作をゆっくりと

 

例えば食事の時の食べ方からお茶碗の

洗い方にしても、ゆっくりと丁寧な

所作を心掛けた。

 

これは、フランス語の試験勉強とは全く

関係ないのだが、アセアセ

これが回答用紙の升目を見た時も

イライラせずに取り組めた理由なのかも

しれない、と今でも思う。

 

教室では、できるだけ壁に近い端っこに座り、

両方から刺激(消しゴムで消す動作とか)を

受けないようにした。

 

C2の受験料はむちゃくちゃ高い!

3万近いかな?

もちろん1級試験も高い!

 

でも、そうやって資格試験にめでたく

合格しても、

 

「は~なんだか.....」と思うことは

実際の仕事では「うんとこさ」あって

泣けてくる....

 

通訳学校でも、いつも一番できないもやもや

それは、先生の表情でよくわかる....

 

翻訳会社さんに直接聞いたことはないけれど、

やっぱり資格は要チェック項目で、その次に

どんな経験があるか、が見られるらしい...

 

会社も未経験者にまかせるのは、

かなりリスクがあると思っているようだ。

でも、経験があっても、修正履歴で赤々の

ワードファイルが返ってくることもありアセアセアセアセアセアセ

まったく油断も隙もない.....

 

なんだかまとまりのない内容になってしまった。

 

言いたかったことは、資格の等級と実際の仕事は

全く違っていて、本当は資格を取得してからが

 

”勝負!”

 

そこからコツコツとやってきた人たちだけが、

ずっと仕事を続けていられるのだろうな、

とつくづく思う.....

 

自戒を込めて..........アセアセ

 

 

 

↓先日は、宝塚でも雪が舞う寒い日でしたが、

 月が淡く光ってきれいでした。