柳谷観音の訪問について書き続けてますが、1回だけサイト更新PR兼ねて話題チェンジ。
旧東海道の天井川隧道
本日に「ざ・ろかたりあん」に新ページ「 -67- 旧東海道“ろか探”(2)~湖南の三雲にて~」を作成・公開しました。同(1)でJR草津線・甲西駅まで散策してましたが、今回は日を改めて甲西駅から東へ散策をしています。
飛び出し坊やの画像他は今回更新ページでご覧いただくとしまして、この道中で出会ったトンネル(隧道)についてここで触れます。更新ページにも載せている画像ですが・・・
更新ページでも書いている通り、滋賀県南部には、千数百年前の山の木の大量切り出しにより河川に土砂が溜まることにより生じた天井川が多くみられます。
そのうちのひとつ、大沙(おおすな)川の下をくぐるのが先に掲載した画像のトンネル(隧道)になります。隧道は明治17年築造であり、扁額には「大沙川」と記されています。
近くには「由良谷(ゆらたに)川」という天井川もあり、こちらにも隧道があります。隧道を抜けた向こう側に小さく橋が見えており、由良谷川の河道(水が流れている所)はそちらに移っているようです。
天井川を登ってみる
天井川を潜るのは良いとして、天井川に登ったらどんな感じになるのか少しだけ興味があります。なにか子供じみた興味ですね(汗)。
上記の大沙川や由良谷川を散策した時は、時間的な理由もあり登ってはいません。というか、上る道などが見当たらず、いいおっさんが目立つ場所で土手を登る姿ってどうよということもあります。
そこで、違う天井川を紹介します。
大津市南部にある宮川という天井川で、大戸川を経て瀬田川~淀川と流れ出る小河川です。その宮川を県道が通過するところに、地図の通りトンネルが描かれてます。またすぐ南側に、宮川を橋で渡る道も描かれてます。
こちらが宮川を潜る「宮川隧道」となります。残念ながら、いつ建設されたかなどの情報は見当たりません。コンクリート製なので、先の隧道たちに比べたら“若輩者”に当たるのでしょう。
いったん隧道を進み、反対側より“橋がある道”へ向かうことにします。
これなら周りの目を気にせずに、おっさんも土手を上がることができます。
上った先に見えている、ガードレール部分が橋になります。
橋に到着しました。
橋に標柱があれば橋の建設年・・・恐らく隧道も同じ年代に建設されたと推測できる・・・がわかるかもと期待できるのですが、残念ながら標柱や建設年を記したものは見当たりませんでした。
宮川をウォッチング
橋の上から、宮川の様子を観察します。
こちらは由良谷川のような河道の変更は行われておらず、普通に水が流れています。川に沿って土手上を隧道方向へ向かおうかとも思いましたが、その先で飼い犬が吠えていたこともあり却下しています。
先ほど上ってきた坂道から、宮川と隧道が見えそうなアングルで一枚撮影してます。
雑草邪魔!(笑)
ちょうど隧道をバスが通過するタイミングでした。
天井川の隧道については、その構造美なども含め多数のサイトで扱っておられますので、詳しい紹介はそちらに譲りたいと思います。
サイト更新PRのつもりで記事書きましたが、今回はあんまりPRになってませんね。次はまた柳谷観音の話に戻る予定です。
ではでは。