僕はいつも甘えないようにしてきた


依存しないように


嫌われないように


君を守れる強い存在になるために


君が甘えてほしいと言ったときは苦笑した


同時に甘えたい衝動に駆られた


弱みを見せることで守ることなんかできるかとあざ笑った


でも違った


本当は大好きで仕方ない君に嫌われるのではないかと恐れていた


捨てられて、忘れられて。


君の中から消えてしまうのが怖かった


僕の中での君はあまりにも大きすぎて


狂うのが怖かった


傷つけるのが怖かった


悲しませるのが怖かった


守れないことが怖かった


傷つくのが怖かった


拒絶されるのが怖かった


嫌われるのが怖かった


大きな恐怖の闇の中でただ脅えていただけだった


強くあろうとした僕は本当は弱かったんだ


大好きな君へ


本当の強さを教えて


愛をください


僕は無限の愛を君にささげましょう


愛する君に