ふとした瞬間に心を両手ですくい上げるように大切に、守るというのは何てつらく痛い作業なんだ。我慢さえしてしまえば、笑顔でやり過ごせるのに心が泣くからあたしも泣く。諦めと解放の境目が曖昧でなかなか受け止められなかったけどほんの少しだけ、見えた気がするよ。「きっとあなたのいない未来があったとしても、きっとあたしは大丈夫」なんだとほんの少しだけ、聞こえた気がしたよ。