虹窓の外の快晴。耳の奥から頭の中心に向かってあのコの歌が流れてる。あのコの歌の中でも、あたしが大好きなあの歌。どこまでも広がるアオゾラだ。しがみつくことにも疲れて、必死に手繰り寄せることにも疲れて、何かもうこのままでいいかなんて思ったりして。どうにかしようとすることに、もう疲れたよ。あたしは、もう疲れたよ。