公的年金制度の加入者に対して交付されている
年金に関する情報が記載されている「年金手帳」。
厚生労働省は、この「年金手帳」を廃止する方針であることが、
先月末の社会保障審議会の年金部会で分かりました。
より簡素な基礎年金番号通知書（仮称）で代替するそうです。
年金手帳には
・保険料納付を証明
・各々の基礎年金番号を加入者が把握する
・行政手続きの必要書類
という役割がありました。
ただ、近年は納付記録が電子化され、
行政手続きでも提出が不要になっていました。
交付済みの手帳は当面、引き続き利用可能とするそうです。
年金の加入記録や、納付済みの保険料総額、
その金額に基づいた受給額が分かる
「ねんきん定期便」、
パソコンやスマホで年金記録の確認ができ、
働き方等の条件を変えて
将来の受取額のシミュレーションが可能な
「ねんきんネット」も
毎年チェックするようにしましょう。