ステップファミリーの
何が難しいか? って
それは
継親子の関係である。
つまり、
継父と継子、
継母と継子の関係だ。
経験者にしかわからない
心の葛藤があると思う。
アメブロでも多数の継親さんが
(特に継母さんが多いように思う)
継子への複雑な想いを吐露されているし、
私のブログへのコメントでも
継子の立場を経験した方からの
子ども時代の想いを教えていただくこともある。
私の息子にも
この継父子関係での辛さを
味わわせてしまった。
その辛さが恐らくマックスだった頃、
彼を救ってくれたのは
前記事のとおり、私の母だった。
しかし、いかんせん母は
数百キロ離れたところに住んでいた。
それ以外のところで
お世話になったのは、
ファミリーサポートの
佐藤(仮名)さんだ。
ファミリーサポート制度は
自治体により異なるが
地域で助け合う
子ども預かりサービスだ。
私が部署異動で
忙しくなってからは
息子の保育園のお迎えを
週2回、佐藤さんにお願いしていた。
佐藤さんは元教員ということもあり、
私は彼女を大変信頼していた。
佐藤さんのお家には
息子より3歳上のお姉ちゃんと
5歳上のお兄ちゃんがいた。
毎回、預けた日の帰りに
前回の預かり記録ということで
写真・コメント入りの報告書という名の
お手紙をくださった。
佐藤家の食卓で
楽しく夕食を食べる息子。
お兄ちゃん、お姉ちゃんに
遊んでもらっている息子。
佐藤さんの優しいコメントとともに
息子の笑顔が写っている。
たまに、佐藤さんが息子と同じ日に
別のお子さんを預かることもあった。
その時は
息子が、小さなお友達のお世話を
一生懸命にしている様子が
写真から伝わってきた。
また、息子は
佐藤さんご夫妻のことを
「お父さん」「お母さん」と呼んでいた。
いけないことをすると
「お父さん」「お母さん」にも
叱られていたようだ。
写真だけ見ると
まるで、佐藤家の次男坊のようだ。
このお手紙のなかで
佐藤さんは息子のいいところを
いっぱい褒めてくれていた。
後に、
夫が息子は性格が悪いとか
発達が遅いのではないかと
指摘する発言をしてくるのだが
その時も
佐藤さんのコメントが
息子が子どもらしく成長している
ことを私に教えてくれた。
そして、
お迎えに行ったときに
佐藤さんが
「ママ、忙しいみたいだけど、大丈夫?
いつでも連絡してね」
と、さりげなくかけてくれる言葉に
いつも励まされていた。
ここ最近は息子も大きくなり
佐藤さんの家にいくことを恥かしがるので
ファミサポ預かりをお願いしていない。
次もあるだろうと
きちんとお礼をしないまま
預かりの間隔があいて
今にいたっているので
また改めて
お礼にいきたいと思っている。