わたしがシングルマザー時代、
私と母は、
息子を取りあってバトルをしていた。
とはいえ、
前夫が亡くなってから
実母に子育てを助けてもらっていたのは事実。
だから、私が再婚した後は、
母は夫に孫をとられたように感じ
落ち込んでいた。
しかし、再婚後、
夫の息子へのしつけがエスカレートし、
息子の体調に異変が出だしてから、
母は、私たちに遠慮することをやめ、
孫に会いにきていた。
いや、孫を助けにきていた。
私も、最初は
夫と二人共働きで育児をする!
お母さんにはもう頼らないから!
と母に宣言していたものの、
どうしても外せない仕事や
出張があるときは
夫ではなく母を頼るようになっていた。
過去記事でも書いたが、
夫と母が息子の食事マナーのことで
衝突して以降、
母はこちらにきても、
我が家に泊らず
息子とともに駅前のビジネスホテルに泊まっていた。
母は、
私たちの住む街に到着すると、
保育園に息子を迎えに行き
私たちの自宅で夕食を済ませた後、
夫が帰宅する前に息子をホテルに連れて帰った。
朝は、私が出勤前に
ホテルに保育園の用意を届け、
母が保育園に送ってくれた。
日中は、我が家に来て
裁縫をしてくれたり、
掃除をしてくれたり、
料理をたくさん作り置きしてくれたりと
私も素直にありがたかった。
母は、一週間ほど滞在するが、
ほぼ夫とは顔を合わせない。
息子もその間、
夫とは顔を合わせない。
息子はビジネスホテルの
シングルベッドでおばあちゃんと
添い寝をし、
翌朝はおばあちゃんと一緒に
ホテルの朝食バイキングを食べていた。
息子にとっては
このおばあちゃんとの時間が
私や夫(継父)と離れることができる、
甘えられる時間であった。
母は今でも
「私が〇〇(息子)ちゃんの
止まり木になってたのよ。
それがなかったら、
あの子はどうなっていたか。
あなたたちに虐められて
本当に可哀そうだった。」
と言っている。
私も本当にそう思っている。
この、おばあちゃんのビジネスホテル滞在は
息子が小学校低学年になる頃まで続いた。
