子連れ再婚に向けて

大切なことといえば、

新しいパートナーと子どもの相性だ。

 

彼はバツイチで、

子どもを育てた経験があったから、

 

子育てについて、

私より、よく知っているはずと

安心していた。

 

彼が何度かうちに遊びにきたあと、

初めて、3人で公園に遊びに行った。

 

息子は彼のことを

「おじちゃん」と呼び、

公園に着くと、

一緒に遊具で遊ぼう!

と誘っていた。

 



前夫が亡くなってから、

私はどこに行くのも

息子と二人だった。

 

走っているか、跳んでるかの幼児を

一人で見ないとならないので

目が離せないのはもちろん

トイレに行くのもままならない。 


いつも気が張っていた。

 

さらに、

高齢出産の私には

 一緒にすべり台をすべるのも

ジャングルジムに登るのも

メリーゴーランドをまわすのも

体力的に少しきつかった。

 



その日、公園では、

彼が息子と一緒にカラダを使って

遊んでくれていた。

 

もう一人、大人が一緒に

いてくれるって

何て気が楽なんだろう

 

そう思った。

 

そして、

自分の心に余裕が出ると

息子との公園遊びも楽しいものに

なるんだなと実感した。

 


帰り際に

彼が息子を肩車してくれた。

 

これは、私にはできなかったことだ。

体力的に自信がなかったし、

心配性の私には

もし落としてケガさせたら大変と

チャレンジする余裕はなかった。

 

彼が

息子を肩車して歩いている姿をみて

 

私たちが再婚した後の

幸せな家族の姿を

見たような気がした。

 

きっと

息子は彼になつく

 

彼も息子の本当のお父さんとして

かわいがってくれる

 

そんな二人と

私は家族を作っていける

 

そのように

私には見えていた。