前回の記事までで
シングルマザー時代の流れを
おおまかに書いてきた。
この後は
今の夫との再婚に向けて
本当に恥ずかしいくらい浮かれていた
お花畑の時代に突入するのだが・・・
その前に、
亡くなった前夫と結婚時代のエピソードを
いくつか書き記したいと思う。
時系列がまたもや行ったり来たりですが
ご容赦を。
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私たち夫婦は
なかなか子どもが授からなかった。
いや、正確には
私はなかなか子どもができない
カラダだった。
実は私、
結婚→離婚→再婚→死別→再々婚
と3回結婚しているのだが、
妊娠したのは1回。
死別した夫との間の息子だけだ。
私は
卵が育たず、排卵しない
無排卵性月経という症状だった。
1回目の結婚のときも
子どもはできず
何となく不妊症なんだろうなと
感づいていたので
2回目の結婚のときは
すぐに産婦人科に通い始めた。
検査したり、
ホルモン治療したり
注射したり、
ちょっと痛い治療などもしたが
なかなかうまくいかない。
そのうち、
仕事が忙しくなったりして
注射のための病院通いができなくなり
放置するという繰り返し。
ふつうの産婦人科から始まって
不妊症を得意とするクリニックまで
5つの病院を渡った。
4つ目の病院は
会社の近くだったので、
就業時間が終わってから
タクシーで診察に行き、
また会社に戻って仕事をして
毎日のホルモン注射に挑んでいたが
やっぱり、良い卵にならず
受精以前の問題。
そして、
卵の質ともうひとつ問題だったのは
体重。
仕事ばかりで残業続き、
運動不足なのに週に3回以上
呑みに行ってた。
不健康な生活習慣で
毎年右肩上がりで体重は増えていた。
5つ目の病院は
自宅近くの病院。
この先生はまず私に
体重をおとすように言った。
仕事が楽しく、
不妊治療を後回しにしていた私が
ここで一念発起し、
怒涛のダイエットを始めた。
置き換えダイエットと
スポーツジムで
1年で15キロおとした。
すると
ホルモン注射で
いい卵が育つようになってきた。
ちなみに
この5つめのクリニックは
自己注射OKだった。
これはとても助かった。
注射だけのために
毎日通院する必要が
なかったからだ。
そしてほどなく妊娠。
最初に産婦人科に相談に行ってから
足かけ10年かかっていた。