水泳用語の中でもかなりメジャーな方なのかな?
今のスイマーって流行の用語を拾ってきては
得意になって真似て自慢をする
つまり過去に流行った用語なんて誰も気にしないし真似もしない
スカーリングも使い古された用語だからね
知ってはいるが誰もやらないね

しかしスカーリングが基本なのは間違はなく
基本なんだから必ず身に付けなければならいのだが
今のヘタクソスイマーにない技術でもある
希に練習らしきものを見かけるが
やはり適当で間違っている
手の平で水を掻き混ぜて前に進めば出来てると思ってるようだが
スカーリングで体を浮かせたり泳ぎのコントロールも出来ないし
クイックターンもどんなに頑張っても出来ない

スカーリングは「揚力」を利用する技術
揚力はよく飛行機の翼で説明される
直進に対して上向きの力が生じる現象かな・・詳しくはググってね
水泳の場合翼の変わりに「手」を使う事になる
手の平を翼に見立てるのだから自然な形で指を閉じる
ただより多くの水を運ぶにのには少し指の間隔を空ける
水を集めたり押したりする時にね

それで手の動きなのだが基本は横移動だけ
手首は使わず肘や肩の動きによって揚力を得る
ただ手首の角度を変える事によって揚力の方向も変わる
要は手首をクネクネしてもスカーリングにはならないって事なんだけど・・

理屈的にはこんなところなんだけど
これをどうやって身に付けるのかが本当の練習
それがここで書いてきた基礎練習となる
昨今の試行錯誤的な練習など無意味なだけ・・
 


コースサイドに練習グッツ&ドリンクボトル
いかにも真剣に取り組んでますよ的な・・いるよね
それで・・何をやるのかな?

板やブイを使ってキックやプルの練習?
スカーリングやサイドキックの練習?
でも全て適当な自己流じゃん
それじゃぁ下手をこじらせてるだけ

なぜそんな無意味な練習を真剣にやってるのか?
それは水泳用語だけが情報としてあるから
つまり水泳の練習ではなく用語の練習なんだね

練習と言えばもう一つ・・インターバルのようなやつ
大体が数人で適当に考えたメニューでやってるのだが・・
ある程度泳げないと参加できないし
ちょとキツめの練習でもあるので
昨今の楽で適当すぎる泳ぎではやる人も減ってるね

まーどっちにしても、どんなに真剣でも
どんなに正しい水泳(競泳)を求めても
それが叶う事など決して無いけどね
一体誰が悪いのか・・・
それは全ての競技経験者
特にメダリストや水泳連盟だろうね

メダリストがテレビ等で「すぐに泳げますよ」
などといいかげんな泳ぎを教えれば全ての人が信じるだろ
水泳連盟なんてただ集金目的の
指導員育成なんだろうかと思ってしまう
 

水泳のスタート
競技の場合スタート台から飛び込む
では普段飛び込まない場合はどうスタートするか?
初心者の場合はほとんど適当に好き勝手なやりかた
それがら少しはちゃんとしたい人は競技者がやってるような
下からのスタートを真似るようになるのかな

競技での背泳ぎはスタート台にあるバーにつかまり
後ろ向きに反り返る形で飛び込むのよね
では下からのスタートはどうやるのかな?
これは不思議な事に誰も正しくやる人はいない・・

では競技者は下からのスタートどうしているのか?
自分が見かけたことがあるのは・・
プールの縁に片手だけでつかまり
後ろ向きに両足を壁に付け
もう片方の手は進む方向に伸ばしたスタイル
そこから両足で蹴り飛び込むようにスタート
つまり水中ではなく水面からのスタートなわけ
・・これ合ってる?

さて・・自分が習ったおそらく正しいバックのスタートは・・
基本は正面スタートと同じ
両足位置固定で先に壁に付け
体を沈めてからの蹴伸びとなる
ただちょっとコツがいるのが
両手を揃えて沈めるのではなく
まず片手上げの形で沈め
もう片方の腕は横から添えるように伸ばしストリームライン
よりカッコの良いスタートとなる


ここまでバックのスタートを説明したが
たぶん直ぐに想像できる人いないだろうね
なぜなら現実にに見る機会が今はないだろうし
そして実際目にしても真似ようなんて人もいない
なぜなら背泳ぎの宿命でもある鼻に水が入るのと
水中からスタートしても
今の人達の膝下キックでは浮上できない可能性もあるからね
そもそも正しく泳ぐ、そんな発想も無い今のスイマー
せいぜい部活のノリで距離だとかタイムだけに拘り
これからも己に都合の良いだけの水泳が普通になるだけ・・

片手で掻く動作ができたなら次は左右の順序
これもクロール同様90°:270°が基本となる
ただバック場合息継ぎと絡まないため
かなり意識的にやる必要があり
バックの肝となる練習でもある↓

 

 

コンビのプルにも慣れてきたら今度はより競泳の形にしていく
まずリカバリーから・・これもクロール同様
肩を顔に引き付けるように肩先行で腕を上げる
視線を肩に向けるようにすることで
自然な頭の位置も決まり所謂ローリングの形にもなる

プルが整うと同時にキックとの同調にも気をつけていく
つまりビートキック
基本2ビートが正しくできれば
後は何ビートでも適度に同調できるようになる
ビートまで気にして泳ぐようになるまでには
相当な時間が必要だと思うが・・

今のプールの背泳ぎを見てると
なにやら真剣に指先見つめて泳いでる人ばかりだが・・
水泳全般気にしなくていいとこだけを気にして泳いでる
まぁ何も知らなければ当然なのだか・・
 

バックのプルの練習もやはり片手からなのだが
クロールと違いビート板を使う事はない
片手に板持ってバックの片手は板が邪魔だし

息継ぎの補助の必要も無いしね

ストリームラインの姿勢でキックしながら片手の練習
基本的にはクロール同様「押える」「集める」「押す」
入水で手の平で水を押えたら
手の平を横スライドさせながら手首を使わず
水の塊を肘を曲げながら抱え込み押す
クロール同様肘が立つ形になるのが基本
腕の動きは深めの方がより多くの水を運べるのだが・・
姿勢が仰向けだけに肩が辛い人も多いだろうね

クロール、ブレ、バタのプルに関しては
やたら教えたがりがいるけれど(ほぼ間違い)
バックのプルは教えたくても情報に乏しいし
得意の見たままを分析しようにも
息継ぎが絡まないだけにあえて難しく考える必要も無い

4泳法の中でも最も適当に扱われる泳ぎが背泳ぎだが
競技としての難易度はかなり高い泳ぎだと思う
 

今まで書いてきた基礎やドリル
実際に自分でもやって確認していたのだが
そう言えばバックのキックはやってない事に気づく
バックのキックのドリルなんて
初心者以来やってないよな~等と思いつつ
先ずは板無しキック・・・

あれ・・こんなに進み悪かったかな?
やっぱこれが老いなのか・・
どんなに技術が上がってもタイムが良くならないわけだ

とりあえずそのまま片手を上げてみる・・
みごとに顔が沈む・・
ダメダコリャなどと思いつつキックのドリル終了

それからいつもの泳ぎを終えた後もう一度キックのドリル
今度は体の柔軟性がでたおかげなのか
なんとか片手上げを維持
ただ、なんとなく脚が下がってる気がする
何度か手を入れ替えながら今度は両手を上げてみる
・・・水面が徐々に離れていく
きっと初心者の頃より腕が太くなってるせいだ
そんな言い訳を考えながらもう両手上げはやらない事にした

結論
年寄りにはバックの片手上げキックは無理

スクールでは当然4泳法習得を目指すと思う
順番としてはクロール→バック→ブレ→バタなのだが・・
今はその順序もめちゃくちゃな気がする
たぶん生徒のリクエスト(わがまま)を聞いての事なのだろうが
コーチ側も教え方に順序がある事も知らないだろうから
好き勝手やってるのも仕方が無いのかも・・

さてクロールもコンビで泳ぐようになると
次はバックの基礎も始めなければならない
バックもやはりキックの練習からとなる↓

 

 


今の泳ぎの練習と言えば4泳法ほぼいきなりスイムだろうけど
バックの場合
顔が水面に出ず息ができずに諦める人も多いだろうか?
大体が体型的に浮き易い人とか上手く脱力できた人が
背泳ぎをやってるわけだが・・
できてしまえば背泳ぎほど楽な泳ぎは無く
とにかくダラダラと長く泳いでいる人ばかり

基礎からやっていれば水面に顔が出ないなんて事は無いようで
板を外したキックの練習も普通にできるが
キックの苦手な人はやはりかなりキツイ練習でもある

「プルブイを使った練習」↓

 

 


すでにコンビの泳ぎも進めて良い頃
ここからのドリルは泳ぎを整えるためと
泳ぎが正しいか確認の意味もある

ヘッドアップクロール
ハイポ
肩タッチクロール
タッチアップクロール等々・・
他にも何かやった気もするが思い出せない・・

ここまでの練習でかなりの時間が経ってる
つまり身体も泳ぎに対応してるはずで
コンビのドリルは苦労しないと思うが・・
ここでも躓くようならまた初歩からとなる
しかし現実にはどうしても上手く泳げない人はいるもので
そんな人には楽で簡単な「下手な泳ぎを勧める」しかないのかな・・

それとスタート練習もドリルと並行して行う↓

 

 

          ~
https://ameblo.jp/fphm7dz8/entry-12476713922.html

今の一般スイマーの泳ぎとは・・
とにかく息継ぎを一番考えるのが普通で
そのためにはとりあえず腕で水を押して顔を上げる
しかしそれを左右でやると前には進まずただ溺れてるだけ
今度は前に進む泳ぎをすると・・息継ぎができない

そこで左右の腕の役割を顔を上げるためと
前に進めるためと完全に分けた泳ぎを
個々の試行錯誤でたどり着けたら・・
ま~今時のスイマーの勝ち組かな
そこから更に上を目指すならバタ足を頑張るしかない
現実には最初からバタ足の得意な人ほど泳げるようだけど

現在、一般スイマーが参考にしているは競技の泳ぎだろうね
しかし競技をやるまで関心がある人は少ない
ほとんどの人は下手と競技の間位が理想のようだけど
現実にはそんな中途半端な泳ぎなど存在しない

ネットの中のどんな理屈も筋トレも関係ない
全ての一般人の水泳は掻く手と息継ぎの手を分ける
この泳ぎのコツを早く身に付けるのが楽で簡単な方法
もし、この方法以外の泳ぎを求めるのなら
今の水泳の意識を変えるほか無いのだろけど・・
それも一般人から競技者までなのだから結局不可能だよね
 

コロナ過で皆さん運動不足なのか
例年冬場は人が少なくなるプールなのに今年は減らない
いつもなら滅多に話しかけられない自分ではあるが
初心者が増えるとやはり泳ぎが気になるようで・・
とくにレッスン終わりに聞いてくる

なるべく難しくないように基礎的な説明をするが・・
そもそもまともなレッスンなんてどこにも無いのだから
基礎の話をしても全く理解しようとしないし
「バタ足から」なんて言ったら露骨に嫌な顔をする
結局好き勝手な練習しかしないし
行き着くところは皆共通の下手な泳ぎなんだから
・・だったら最初から下手の典型な泳ぎを教えた方が早い

しかしここで問題なのがレッスンコーチ
競技バカな彼らは基本の泳ぎもその練習法も知らない
つまり下手な泳ぎを比較することもできず
何が正しいかも知らない初心者に
できもしない技術や理屈を教えて混乱させる

これじゃぁ自分に都合の良い自己流だけの方が
早く泳げるようになってるのが最近のプール事情かな
水泳のYouTuber等を見てもわかるが
今のコーチや指導者の質の悪化が止まらないよね

余談ですが・・たまたま夜中のスポーツニュースで
北島康介杯の池江璃花子選手を見てたけど
解説者曰く・・
「池江璃花子選手のプルは
指の先から肘までを使って肘を立て大きく掻ける」とか・・
長い選手生活と気の遠くなるような距離を泳いで身に付けた技術なんだろうけど
これって自分が初心者の時に教わった基本
その基本は週一のレッスンで一年程で身に付けた技術

競技の世界では、まず才能在りきなんだろうけど
指導者がもっと基本を知っていれば
もっともっと才能を生かす事ができるのかも・・
同様に一般人の水泳でも才能が有る人はけっこういる
しかしそんな人も間違った知識の為に例外無く潰されていく
なかには自分の泳ぎに酔ってる人もいるいようだが
それも下手な泳ぎを比較できないための勘違い